4. 香りが立ってきたらバターを加えます。
5. 溶けたバターをパン粉になじませるように混ぜ、均一になじんだらボウルに取り出しておきます。
6. 5のフライパンは洗わずに、クシャクシャにしたアルミホイルを敷き、その上に
1のエビを並べます。
※アルミホイルの下にお湯を入れますので、お湯が入らないように端を上げておくとよいです。7. 5の作ったパン粉をエビの上に均一にふりかけ、フライパンとアルミホイルの隙間に湯を150~200m(分量外)入れたら、フタをして強火で1分半蒸し焼きにします。
8. エビの色が変わったらシャンツァイを全体に散らして火を止め、アルミホイルごと皿に移して、出来上がりです。
とても見た目が華やかな料理ですが、殻は食べられませんので身だけはずして食べるようにとのこと。カレーとエビのミソとでスパイシーな高級中華っぽい香りが部屋に広がります。ちゃんと蒸しあがっていますので、身がはずしやすく食べやすくなっていました。身の上にミソとカレー味のパン粉を乗せて口に入れると、プリプリなエビの食感にミソとカレーの味が交じり合い、思わず紹興酒が欲しくなるほどの濃厚な旨味が味わえました。
エビとカレーは実は相性がいいので、シーフードカレーなどにもエビが入っていますよね。揚げたエビをカレー塩で食べてもおいしいですし、マヨネーズにカレー粉を加えてソースにしてもよく合います。この料理ではパン粉にバターを吸わせてカレー風味を加えるという技が使われていて、なんとなくエスカルゴによく使われるブルギニヨンバターを思い出しました。いつ頃から中華料理でパン粉が使われているのかは知りませんが、中華料理、奥が深いです。
これまでエビの頭は揚げたり出汁を取ったりはしましたが、真っ二つに割って使ったのは実は初めてです。
脇屋さんは「有頭でなくてもいい」と言っていましたが、この味を知ってしまったからにはもう頭無しには戻れません。エビの頭は硬いので包丁でも真っ二つにするのは少し手がかかりますが、殻付きのまま蒸すと身が乾かないという利点もありますし、見た目は豪華になるし、香りはいいし、ミソは旨い!そうきたら、やはり有頭エビをおすすめします。
今回は比較的手に入りやすい大きめの赤エビを使いましたが、小さいエビでさえなければ大丈夫です。
こんな料理出されたらびっくりしてしまいますので、ぜひ作ってみてください!