2024.04.06

食べる

【三つ葉の保存】冷蔵&冷凍のワザを伝授!冷蔵で10日&茹でて冷凍なら1か月保存可!栄養素も♪



【冷凍方法(茹でる)】
1.三つ葉は水でさっと洗って根元を切り落とします。鍋に4カップの湯を沸かし、塩小さじ1を加えて三つ葉を入れ、さっと茹でたらすぐに氷水にとって色止めします。

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2.水気を手でしっかり絞り、使いやすい大きさに切ります。1回に使う量ずつ小分けにラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れます。空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍します。4週間程度保存可能です。

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【解凍方法/使い方】
凍ったまま汁物や雑炊に加えて加熱調理します。又は、凍ったまま500wの電子レンジで40秒加熱(約25gにつき)し、水気を絞ってからお浸しや和え物に使用します。

「三つ葉のお吸い物」を作ってみた!

鍋に水400ml、和風だし(顆粒)小さじ1、塩小さじ1/3、薄口しょうゆ小さじ1を入れて沸騰させます。さいの目にした豆腐80gをくわえます。冷凍した三つ葉を入れて再沸騰したら出来上がりです。下の画像は茹でてから冷凍したものを使っています。

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2通りの冷凍方法どちらも食べてみたところ、茹でずに冷凍したものはやわらかいですが、繊維感が若干気になりました。茹でてから冷凍したものの方が歯切れがいいですね。味や香りはどちらも生のものよりは薄くなりますね。

茹でてから冷凍した方が歯切れがいいのはどうして?

茹でずにそのまま冷凍した方はやわらかく、茹でてから冷凍した方が食感があり歯切れがよかったです。でも、茹でた方がやわらかくなりそうだけど、それはいったいどういうわけなのか、疑問に思い調べてみました。

茹でずにそのまま冷凍すると細胞内の水分が凍り、細胞が壊れてしまいます。そのため、いざ解凍するとスカスカな食感だったりべちょっと水っぽかったりします。一方、さっと茹でてから冷凍すると、熱によって酵素が失活し、生のまま冷凍したときに起こる細胞組織の破壊を最小限に抑えられるため変色を防ぎ食感が落ちることなく栄養価も変わらず保存できるんだそう。また茹でると余分な水分が処理されるため解凍しても水っぽくなりにくい、というわけ。

三つ葉の成分

三つ葉のやわらかい葉には、抗酸化作用のあるβ‐カロテン、骨の形成に関与するビタミンK、高血圧予防に働くカリウムなどが含まれます。独特の爽やかな香りは、イライラを鎮めたり、食欲を増進させたりする作用がある精油が含まれています。この香り成分は加熱に弱いので火の通し過ぎには気をつけます。


三つ葉の冷蔵方法と2通りの冷凍方法を試してみましたが、冷蔵で10日間も保存できるのを知ったので、たいていはそれで使い切れそうです。茹でずに冷凍してパラパラさせた三つ葉も本当に使いやすく便利ですよね。多少噛みきりにくさはありますが、ほんのちょっとしか使わなければあまり気にならないと思います。参考にしてみてくださいね。

参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版
春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 監修 吉田企世子 エクスナレッジ
もっとおいしく、ながーく安心 食品の保存テク 監修 徳江千代子 朝日新聞出版

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