2022.10.07

食べる

【野菜の保存法】しばらく使わない小松菜は…「生のまま冷凍」が正解!?解凍ナシで使えて鬼便利♡【農家直伝】

緑がきれいな小松菜は、料理にもお弁当にも使いやすい野菜ですね。ただ葉物野菜だけに、気がつくと野菜室で萎れてた…なんてことに。そこで上手に保存する方法を、小松菜に魅せられて、東京都日の出町で新規就農した農家の野崎智経さんに教えてもらいました。なんでも「すぐに使うかどうか」で保存法を使い分けるのが肝心なんですって♪

【小松菜農家直伝】いろんな料理に“小松菜ちょい足し”のススメ!カルシウムほか栄養整う~♪【大人女子向け】




●2、3日で使うなら…乾燥を防ぎ立てて野菜室へ

小松菜は、シャキッとした歯触りが持ち味。おひたしや炒め物に使う場合は、新鮮なシャキ感を残しておきたいですよね。



「買ってきた小松菜は、冷蔵庫の野菜室で保存してください。水分が抜けないように、水に濡らしたペーパータオルで全体をくるんでからビニール袋に入れます」(野崎さん)



野菜室に入れる際には、必ず立てていれること。畑で育っていた状態に近づけて保存することで、2、3日はシャキッとした小松菜を楽しめるそうです。



●しばらく使わないなら…「カットして生冷凍」

2、3日で使わないようならば冷凍保存がおすすめです。



「小松菜は、ほうれん草と違ってアク成分(シュウ酸)が少ないために下茹では要りません。カットして冷凍するだけでOKです」(野崎さん)

まずは、小松菜をよく洗って根元部分を落とします。水気を切りカットしたものを保存袋に入れて冷凍庫へ。



「カットする際には、味噌汁や炒め物など料理に合わせたサイズにカットしておくと便利。僕も解凍せずにそのまま調理します」(野崎さん)



味噌汁やスープには、小さめサイズを。



炒め物やおひたし用は、少し大きめサイズを。



解凍せずにそのまま調理してもいいし、冷蔵庫で自然解凍して水気を絞り、おひたしやナムルなどにしても。



即席味噌汁に冷凍小松菜を入れて熱湯を注げば、栄養たっぷりの味噌汁が簡単にできちゃいますよ~。



冷凍保存した小松菜は、ひと月程度で食べきってくださいね。

萎びた小松菜は水にひたせば復活!

買い物から帰ってくると、「小松菜ちょっと萎びてる?」ってことありませんか? そんな時は…

「水を薄く入れたバットやお皿に全体を漬けておくと復活します。萎びた葉もパリッとしますよ」(野崎さん)



栄養豊富でマルチに活躍する小松菜。上手に保存して、おいしく食べ尽くしましょう。


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トムズファーム

野崎智経(のざき・とものり)さん

東京都西多摩郡日の出町で野菜農園トムズファームを運営。IT系の会社員時代に読んだ『江戸東京野菜 図鑑編』(大竹道茂著)がきっかけとなり、30代半ばで農業の道へ。東京都農業会議などの支援を受けて、農業経営の基礎を学び、平成30年から新規就農する。小松菜を主に、ほうれん草やとうもろこし、大根などの野菜を栽培。東京都の農業生産工程管理(東京GAP)認証も取得して、安全安心な野菜づくりに猛進中。町の学校給食のほか、JAあきがわ秋川ファーマーズセンターやJAあきがわ日の出町ふれあい農産物直売所に出荷している。

写真/石塚修平 おひたし写真/津田雅人 取材協力/JAあきがわ

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