万能調味料として、大活躍の「塩麹&しょうゆ麹」。漬けておくだけで、肉がやわらかくなったり、野菜のうまみがアップしたりと、いいことづくし!手軽な「発酵食品」として、健康のためにも、毎日取り入れたい調味料です。でも、「発酵させるのは、なんだかめんどう…」と思った方、必見!100均の保存瓶を使えば、作るのは簡単!保存もしやすいんです!毎日の献立に活かせるうまみUPのレシピも紹介します。この記事の画像一覧をチェック!そもそも「麹」って、なに?
「麹」とは、原料となる穀物(米や麦、豆など)を蒸したものに、「麹菌」をつけて繁殖させたもの。
麹には、30種類以上の酵素が含まれているともいわれ、ビタミンの生成を促したり、消化を助ける働きがあるんです。
麦麹、豆麹など、いろいろありますが、今回使うのは、「米麹」!
米麹は、「米みそ」や、「酢」、「みりん」、「甘酒」の材料としても使われていて、日本の食卓には欠かせない存在です。
「生麹」と「乾燥麹」の2種類がありますが、おすすめは「乾燥麹」。
生麹のほうが、風味はよいですが、賞味期限が短いのがネック…。
乾燥麹は、長期保存できるので、スーパーやネットでまとめ買いするのがお得です!
特別な道具は必要?用意するのは、100均の450mlの保存瓶、2個のみ。
ふた付きの保存容器や、ジッパー付き保存袋でも作れますが、におい移りが少ないガラス性の保存瓶が断然おすすめです!
雑菌が入ると、風味が悪くなったり、失敗の原因にもなったりするので、保存瓶は、清潔なものを使ってくださいね。
材料を混ぜるのみ!「塩麹&しょうゆ麹」塩麹の材料は…米麹(乾燥)…150g
塩…40g
湯冷まし…250ml
しょうゆ麹の材料は…米麹(乾燥)…150g
しょうゆ…300ml
作り方は、混ぜ合わせるのみ!
塩麹は、米麹と塩を入れたものに湯冷ましを注ぎ入れ…
塩の粒感がなくなるまで、よく混ぜ合わせる!
しょうゆ麹も同じく、米麹に、しょうゆを注ぎ入れ…
よく混ぜ合わせる! たった、これだけです。
1日1回、清潔なスプーンなどでかき混ぜ、1週間ほど常温(直射日光の当たらない場所)に置き、熟成させれば、完成!
混ぜ合わせた直後は、米麹がゴツゴツした状態ですが…
翌日になると、米麹が水分を吸い込み…⁉
3日ほど経つと、米麹がやわらかくなり、かき混ぜることで、米麹の粒が潰れていきます。
トロッとしてきて、米麹が指で簡単につぶせるほどのやわらかさになっていれば、できあがり!
常温で熟成させるので、気温によって日数は変わってきますが、目安は、夏は5日ほど、冬は1週間ほど。
できあがり後は、冷蔵保存。半年ほど日持ちします。低温でも徐々に熟成するため、味わいの変化も楽しめますよ。
100均の保存瓶で保存すると、見た目もよく、冷蔵庫にも、スッキリ収納! 他の食材への匂い移りも少ないのでおすすめです!
うまみUPの活用レシピを紹介
せっかく手作りした、塩麹&しょうゆ麹。毎日の食卓に取り入れたいですよね。気軽にできるアレンジレシピを紹介します。
麹には、デンプンやタンパク質を分解する酵素が含まれていて、野菜のうまみを引き出したり、肉をやわらかくしたりする働きもありますよ~。
~塩麹~〇きゅうりの塩麹漬けきゅうり(1本)を乱切りにし、塩麹(小さじ2)を混ぜ合わせます。
塩麹のみで、パパっと即席漬け!
混ぜてすぐもおいしいですし、作り置きで2~3日冷蔵保存もOK。
〇バーニャカウダ風塩麹…大さじ2
オリーブ油…大さじ1
ガーリックパウダー…小さじ1/2 を、混ぜ合わせるのみ!
スティック状の生野菜などにつければ、お酒の、いいツマミになります~
~しょうゆ麹~〇冷や奴豆腐だけでなく、納豆、お刺身など、しょうゆ代わりの調味料として。
しょうゆ麹は、しょうゆに比べて含まれる塩分が少ないので、減塩になります。
また、しょうゆよりうまみが強いので、使用する量も少量で済みますよ。
〇お肉に漬け込んで…鶏むね肉(1枚)を一口大に切り、しょうゆ麹(大さじ1)に漬け込み、魚焼きグリルで焼きます。
パサつきがちな鶏むね肉も、しっとりやわらか~な味わいに。
しょうゆ麹に漬け込めば、下味もつき、お肉もやわらかくなって、一石二鳥です。
ぜひ、みなさんもいろいろなアレンジレシピで楽しんでくださいね。