ちょっと手間なんだけど、相当おいしい「かぼちゃのリゾット」を紹介します。先日テレビ番組『ヒルナンデス』に出演した、料理科学研究家・水島弘史さん考案の理系レシピです。水島さんは科学的な理論をもとに独自の調理指導をされている方。このリゾットも科学的アプローチで、「かぼちゃの甘さを引き出さない」のがポイントとか。秘密は温度管理だといいます。試しに作ってみたのでレポートしますね!【画像を見る】理系レシピ「かぼちゃのリゾット」って?
味の決め手は…”60度を早く通過すること”⁉
【材料】2人分かぼちゃ…130g
たまねぎ…50g
無塩バター…20g
厚切りベーコン…40g
米…60g
塩…小さじ1
こしょう…適量
牛乳…150ml
水…400ml
1.かぼちゃは皮をむき、1㎝角に切る。ベーコンは1㎝の角切り、たまねぎはみじん切りにする。
かぼちゃは1㎝角に切る。厚切りベーコンは1㎝角に切る。たまねぎはみじん切り。2. フライパンにバターとみじん切りにしたたまねぎを入れ、バターを溶かしながら弱火で2分ほど炒める。
ポイント:バターは弱火で溶かしながら炒めると、風味が損なわれないそうです。
3. 米を入れ、火を少し強めて中火で30秒炒める。
4. ベーコン、かぼちゃを入れて中火のまま炒める。
ポイント:かぼちゃは約60℃で甘味成分が出るのだとか。目指す味は甘い方向ではないので、この60℃を早く通過させ、甘さを引き出さないようにするのがコツです。
確かにかぼちゃを使った料理って、ともすると甘く&くどくなりすぎる傾向がありますよね。
甘みを抑えた仕上がり、楽しみです!
5. 水を投入し、塩、こしょうを加えて中火で10分煮る。
ポイント:お米が炊けるように、 フライパンの中の水分がポコポコしている状態をキープして炊きます。
6. 牛乳を加え、さらに中火で10分ほど煮る。
ポイント:焦げ付かないように、少しかき混ぜながら煮るのがおすすめです。
濃厚リゾットの完成です!お米はほどよいアルデンテに仕上がっており、食感が楽しめます。
味のほうは…本当にかぼちゃの甘味が抑えられていてびっくり! 甘くないのに、とても濃厚な仕上がりでした。
そして、かぼちゃはほとんどとろけており、お米としっかり絡んでいます。
さらにソースの中に残っている実が、ほっくりした食感でおいしい! クリーミーで、クセになる味わいです。
火加減の調整がちょっぴり細かいのですが、これは手間をかける価値あり。
レシピ通りに作れば、おいしくできること間違いなしです。
ぜひ試してみてください!