食卓に出せば、みんなが喜ぶ「炊き込みご飯」。ほったらかしでラクチンで、当メディアでもいくつものレシピを再現してきました。でも、今回はそれの真逆。少し手間と時間をかけて、ワンランク上の炊き込みご飯を目指します。作ってみるのは、朝の情報番組『スッキリ』でも紹介された、ミシュラン1つ星の鳥羽周作シェフ考案の「栗ときのこの炊き込みご飯」。今回は炊飯器も封印です。手間をかけるだけの価値、絶対にありますよ~。
【画像を見る】ミシュラン1つ星のsioのシェフが考案の炊き込みご飯!これは絶品!
ひと手間でワンランク上の味わいに!栗ときのこの炊き込みご飯
【材料】(作りやすい分量)
米...200g
鶏もも肉...1枚(200g)
栗の甘露煮...50g
きのこ(マイタケ、しめじ)...40g
きんぴらごぼう...35g
A
水...300mL
しょうゆ...大さじ2
酒...大さじ1と1/3
しょうが(皮をむいて薄切り)...10g
長ねぎの葉の部分...15g
塩...1g
白髪ねぎ…適量
かいわれ菜…適量
作り方1.米を研ぎ15分浸水させたあと、水を切って15分以上乾かす。
米を浸水させたあとに水を切る(乾燥させる)ことで、粒立ったおいしいお米に仕上がるといいます。
2.鍋にAを入れて中火にかける。ひと煮立ちしたら、鶏肉を丸ごと皮を上にして入れる。
ひと煮立ちの目安は、沸騰してから30秒ほど煮ればいいです。
鶏もも肉は切らずにそのまま入れることで、ゆっくりと火が入るため、やわらかくジューシーな仕上がりになるといいます。
3.肉に火が通ったら、鍋から取り出し一口大に切っておく。
4.残っただしは、長ねぎの葉としょうがを取り除き、米の重量の0.85倍を分けておく。足りなければ水を足す。
5.栗の甘露煮の栗だけを取り出し、塩水(分量外)で1分茹でる。
栗を茹でるときは、塩分濃度は1%が目安。例えば水100mLなら塩1gを入れます。このように塩水で茹でることで、甘露煮の余分な甘みが抜けて自然な味わいになります。
6.きのこは石突きを除き、食べやすい大きさにほぐしておく。
7.鍋に乾燥させた米(
1)、だし(
4)、栗(
5)、きのこ(
6)を入れ、フタをして強火にかける。沸騰したら弱火で12分加熱する。その後、火を止めて5分蒸らす。
8.
7に鶏肉(
3)と、きんぴらごぼうを混ぜる。
9.茶碗にご飯を盛り付け、白髪ねぎとかいわれ菜を適量散らしたら完成。
炊飯器で炊き込みご飯を作ると、時々べちゃっとしたご飯になることもありますが、このレシピはだしの量や塩分濃度などを精緻に量って鍋で炊くので、ふっくらと粒立った仕上がりが約束されています♪
だしの味がしっかりと染み込んだご飯が素材のうまみを引き立てていて、ほっこりとした味わいです。栗のほどよい甘さときんぴらごぼうの食感、白髪ねぎのシャキシャキとした歯ざわりが相まって、最後まで飽きずに食べ切ることができます。
また、余った炊き込みご飯は、冷めてもご飯が硬くならず、翌日もおいしくいただくことができました。
少し手間がかかりますが、ワンランクいやツーランク上の味わいの炊き込みご飯になりました。
コレは、絶対作った方がいいと思います!