2021.06.17

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【ハーブ初心者にも!】農家が教える 簡単栽培&便利なハーブ3選



緑のある暮らし キッチン栽培におすすめのハーブ3選



ハーブの魅力はなによりもその手軽さ。ベランダだけじゃなく、室内での栽培も可能です。

「タイムやバジル、スープセロリなどは、大きなプランターでなくても十分。お部屋の中でも無理なく育てられます。風通しが悪いとアブラムシがつきやすくなるので、かならず明るく風通しのいい場所に置いてください。キッチンに置いておけば、ハーブをサッと料理に使えるのでおすすめです」(奥薗さん)

ただし、鉢が小さすぎると土の量が少なくなるためすぐに乾燥したり、水やりの度に土の養分が抜けだしたり、植物の根がしっかり張れないなどのマイナス面も。少なくとも直径14~15㎝以上あるサイズの鉢を選びましょう。

キッチン栽培におすすめ1:バジル



爽やかな香りで、イタリア料理には欠かせないハーブ。生で食べるのはもちろん、ジェノベーゼソースにしたり、トマトとの相性も抜群です。

キッチン栽培におすすめ2:タイム



料理だけでなく、実は抗菌効果もあるタイム。キッチンに常備しておき、お湯で濃く煮出したタイムティーで、うがいやマウスウォッシュに使うこともできますよ。

キッチン栽培におすすめ3:スープセロリ



セロリの原種と言われています。セロリよりも葉柄が細く、パセリのように摘み取って収穫できます。

「その名の通り、トマトスープなどにも合いますが、チャーハンなどの中華料理にもぴったり!」(奥薗さん)



ベランダで栽培するさいは、直射日光が当たらない明るい場所を好みます。特に、ディルやローズマリーはベランダで育てやすいハーブです。

「ディルは、根が太くまっすぐ下に伸びる直根性のため、大きめのプランターがいいですね。ローズマリーもすぐ大きくなるので、いずれ植え替えると◎」(奥薗さん)

水はあげすぎないのが上手に育てるコツ!



「ハーブは水をあげすぎてしまうと根腐れします。水をあげるのは、表面の土が乾いてるなと思ったタイミングで。たっぷりあげて、しばらく置くようにしましょう」(奥薗さん)



「わたしが以前生活していたヨーロッパではハーブは決して特別なものではなく、毎日の生活に寄り添うように、身近なシーン使われている植物。そんなハーブを食卓に届けたくて、農園を始めました。料理に使うのはもちろん、飾ってそのかわいらしさを眺めたり、いろいろな角度で楽しめます。ぜひ、暮らしに取り入れてみてください」(奥薗さん)

そのほか、奥薗さんが作ったハーブなどは、「ララ ファーム テーブル」のインスタグラムに投稿中。ハーブのおいしい食べ方なども紹介されているので、参考にしてみては?



ララファームテーブル

奥薗和子さん

12年に渡るドイツ生活を経て、2019年、東京都青梅市の豊かな自然の中に「ララ ファーム テーブル」を開園。安心して食べられる新鮮な野菜を食卓に届けたいとの思いで、バジルやローズマリーなどのハーブのほか、ケールやルッコラ、ズッキーニなどの野菜、食べられる草花を有機農法を使って栽培。収穫したハーブや野菜は、東京近郊や青梅市のファーマーズマーケット、不定期出店のマルシェなどで購入できる。
ホームページはhttps://lala.farm/

写真/石塚修平 取材協力/JA西東京

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