2022.04.27

住む

子どもの『思い出品収納』の極意を整理収納アドバイザーが解説!モノは溢れないけど思い出が溢れるテク

整理収納アドバイザーのhanaです。突然ですが、子どもの「思い出品」の収納ってどうしてます?絵や立体的な作品など、日に日に増えていって片付け場所に困っていませんか?先日朝の番組『ZIP!』でこの「思い出品収納」について特集をしていました。今回はこのときのメソッドと、筆者がわが家で実践している思い出収納とを比較しながら、よりよい具体的なメソッドを提案します!

【画像を見る】思い出品の収納ってどうしてますか?整理収納アドバイザーが実践しています

テレビ番組『ZIP!』で紹介された「思い出品収納」の極意



放送では、3家族の話を聞きながら「思い出品収納」の極意を5つ紹介していました。

【極意①】「ガワを決める」
ここでいう「ガワ」とはケースのことで、常にその中に収まる量だけを保管し、かさ張る作品も写真を撮ってフォトアルバムにして同じケース内に収納していました。
≪整理収納アドバイザーが教えるポイント!≫
どんどん増える思い出品は、「この中に収まる量を残す」など範囲を決めることで、無秩序に増えることを防ぎ、厳選された思い出品だけを残すことができます。
また、かさ張る作品を「写真」として保管することは、思い出だけを残して省スペース化が図れるため、「思い出品収納」として非常に有効です。

【極意②】「春休みに整理整頓をする」
≪整理収納アドバイザーが教えるポイント!≫
子どもが持ち帰ってくる思い出品は、1年分だけでも膨大な量になるため、ため込みすぎるとその分整理が大変になってしまいます。
年に1回、節目である春休みに1年分の作品をまとめて整理することは、混迷状態になることを防ぎ、新しい学年で作る新たな作品を迎える準備も整うため、効果的です。

【極意③】「判断は子どもに任せる」
放送中では、「捨てるor捨てない」は親が決めるのではなく、子ども自身で判断させるようにしていました。
≪整理収納アドバイザーが教えるポイント!≫
「捨てるor捨てない」を親が勝手に判断すると、トラブルの原因になることがあります。
また、思い出品の取捨選択を通して子どもの「厳選する力」を育むことで、後々、思い出品の厳選がスムーズになります。子どもの今後の人生でも役に立つため、とても大切です♪

【極意④】「決められたスペースに保管する」
≪整理収納アドバイザーが教えるポイント!≫
思い出品は、頻繁に取り出すことがないからこそ、保管場所が決まっていないと、何をどこにしまったのか分からなくなってしまいます。
決められた場所に保管することで、いつでも取り出して見返すことができますし、新たな思い出品を迷わずしまうことができるため、効果があります。

【極意⑤】「お気に入りはあえて見せる」
放送中では、お気に入りの写真や思い出の作品を壁に飾っていました。
≪整理収納アドバイザーが教えるポイント!≫
お気に入りの思い出品は、「目にするだけで素敵な思い出が蘇って気分が上がる」効果があります。
その効果を最大限に引き出すために、あえていつでも見える場所に飾っておくのも、1つの保管方法として有効です。

筆者が実践している「思い出品収納」のメソッド

次に、極意の実践例として、筆者がしている「思い出品収納」のメソッドを4ステップで紹介します。

【ステップ①】ケースを用意し、置き場所を決める


「無印良品」PP収納ケース引出式横ワイド(大)、約幅55×奥行44.5×高さ24cm、1790円

筆者宅の「思い出品収納」は、子ども1人につき1つ上記のケースを用意して、「最終的にこのケースに収まる量だけを残す」とルールを決めています。
⇒【極意①】「ガワを決める」に相当

こちらのケースは、四つ切の画用紙がギリギリ入る大きさで、がっちりしているため、重みがあるモノを入れても安心です。



保管場所は、子ども用クローゼットの一角です。
⇒【極意④】「決められたスペースに保管する」に相当

かさ張る「思い出品収納」は、「最終的にこのケースに収まる量だけを残す」とルールを決めることで、思い出品が溢れ返ることがなくなります。
当然すべては入り切らないため、最終的に厳選した思い出品だけを残すことができます♪

【ステップ②】取捨選択する



思い出品を収納する作業は、親子で一緒にしますが、持ち帰ってきた作品を「残すor残さない」は、子ども自身が選んで決めています。
⇒【極意③】「判断は子どもに任せる」に相当

やり方は、作品を1つずつ見て、残すか残さないか左右に分けるだけなので簡単♪
こうすることで、モノは溢れないけど大切な思い出だけが溢れる「思い出品収納」が作れます。



ちなみに、画用紙の絵など平面の作品は、ダブルクリップで学年ごとにまとめてケースの底面に入れています。



また、残しておきたい細々した作品や思い出品は、ジップロックやファイルにまとめて、紙モノなど平面の作品の上に置いて収納しています。

【ステップ③】立体的な作品は飾って楽しんだ後に画像で残す



立体的な作品を持ち帰ってきたり、自宅で制作したりしたときは、一定期間飾って楽しんだあと、写真を撮って手放します。
⇒【極意⑤】「お気に入りはあえて見せる」に相当



撮った写真は、パソコンの「子どもの作品フォルダ」に入れて、いつでも見返せるよう画像データとして保管しています。

データなので、紙工作だけではなく、溶けてなくなる雪の日の作品や一緒に作った手作りおやつの画像なども気軽に保存して残しています。

かさ張る沢山の思い出品も、データならモノが溢れることなく、思い出だけをコンパクトに収納できますよ♪

【ステップ④】年1で整理する



年に1回、大量の作品を持ち帰ってきた直後の春休み、ケースを出して1年分の作品を整理します。
⇒【極意②】「春休みに整理整頓をする」に相当



年度の途中で持ち帰ってきた作品や思い出品も、とりあえずケースの中に入れているので、1年分の作品を春休み中にまとめて整理します。
(引出式のケースなので、わざわざケースを下ろさなくても、引き出して隙間から入れるだけ♪)

沢山ため込めばため込むほど、整理が大変になってしまうため、年に1回整理することを恒例にすると、無理なく少しずつ整理できますよ。

5つの極意を押さえれば、モノは溢れないけど思い出が溢れる収納にできる!



今回は、テレビ番組『ZIP!』で紹介していた「思い出品収納」の極意と、実践例として筆者の具体的なメソッドを紹介しました。

5つの極意を押さえれば、モノが溢れることなく、思い出だけが溢れる「思い出品収納」が作れます。

既に沢山ため込んでいる場合、最初は少し大変ですが、一度仕組みを作ってしまえば、あとは年に1回簡単に整理するだけです。

5つの極意をすべて実践する必要はありませんが、できることから取り入れてみてくださいね。

モノを溢れさせず、思い出だけが溢れる「思い出品収納」を作りましょう♪

※記事中で登場した商品は、掲載当時の情報であるため、機能、在庫状況、価格等が異なる場合があります。

Pick up

Related

Ranking