こんにちは！ 北海道の農家で、管理栄養士でもある井澤綾華（あやか）です。今回は、わたしが高校生の頃に発明（？）した「なすゼリー」を紹介します！ なすをジュースで煮てゼリーにするという、われながら斬新なレシピ（笑）。なすが青森名産のあのフルーツのようなシャキシャキ食感になるので、なす嫌いのお子さんもきっと笑顔で食べられますよ～♡
【にんじん産地直伝おやつ】「ビタミン満タン♪キャロットみかんゼリー」えっ1本丸ごと使うの？【免疫力アップ】なすゼリーを発明したきっかけは、当時中学生だった妹がなすが苦手で食べられず、面白半分で「なすを食べさせてやろう！」と考えたことでした（笑）。
そんな経緯で生まれたなすゼリーですが、妹はなすが入っていると気づくことなく完食！
それ以来、妹はなすへの抵抗が薄まったのか、少しは食べられるようになったという思い出のレシピなんです！
なすが〇〇〇に変身する!?「完全擬態なすゼリー」なすをリンゴジュースで煮ることで、なんと角切りりんごのようにシャキっとした食感になります。知らずに食べたら、「えっ？これりんごじゃないの」と勘違いするくらい。
他のジュースで煮ても良いですが、リンゴジュースが一番フルーツっぽくなりますよ。
材料（3∼4人分）なす…1本
100%アップルジュース…450ml
砂糖…大さじ1
粉ゼラチン…5g
水…50ml
作り方1. なすの皮をピーラーでむき、1㎝程の角切りにする。
2. 粉ゼラチンに水を注いでふやかしておく。
3. 鍋でリンゴジュース350mlと
1のなすを中火で加熱し、沸騰後は弱火で3分ほど煮る。
4. 火を止めて、
2のゼラチンと砂糖、残りのリンゴジュース100mlを入れてよく混ぜる。
5. 型に流し入れて粗熱を取り、冷蔵庫で3時間ほど冷やしたら出来上がり！
さわやかなリンゴゼリーに、シャキシャキのなすの果肉が入って、豪華なフルーツゼリーに変身！
苦手な食べ物を克服するきっかけづくりは大切なすゼリー誕生のきっかけとなった妹は昔から好き嫌いが激しく、彼女の苦手なものを食べさせるための母の努力を見てきました。
（逆にわたしは好き嫌いがほとんどありませんでした）
今わたしは3児の母ですが、子どもも3人いると性格だけでなく好きな食べ物も違います。そんな中、家族みんなが満足する料理を作るのは大変！「世のお母さんたちはこんなに食に関する悩みを抱えているんだな」と思うこともしばしばです。
苦手な食べ物を食卓から遠ざけるのではなく、好きなものの中に入れてカモフラージュしたり、子どものお皿に少しだけでも乗せて挑戦する機会を作ったりするように心がけています。
そんな子どもたちを助ける苦手克服レシピの一つ、なすゼリー、ぜひ試してみてください。食べさせるときには「リンゴゼリーだよ」と伝えて食べてもらい、最後にネタばらしすると効果的ですよ！
うちの子どもたちは、みんななすゼリーが大好きです！
【あわせて読みたい】
【にんじん産地直伝おやつ】「ビタミン満タン♪キャロットみかんゼリー」えっ1本丸ごと使うの？【免疫力アップ】
【農家直伝！意外レシピ】ニラはゼリーにしても美味！？まるで料亭レベルの一品にニラの新たな魅力を発見！
【農家直伝】お疲れ肌に効く♪深～い緑が美肌によさげな「コマツナ寒天」作ってみた！苦み・えぐみは全くナシ
井澤農園
井澤綾華（いざわ あやか）さん
北海道生まれ。札幌西高校卒業後、食のプロフェッショナルを志し、天使大学にて栄養学を学ぶ。在学中は、全国の農家との交流や札幌市内の食品ECでの勤務を通じて農業と食への知見を深め、並行して料理研究家としても活動。卒業後は管理栄養士の資格を取得し、フリーランスとしてレシピ提供や講演・執筆活動を行っている。北海道栗山町「井澤農園」4代目・孝宏の妻であり、三児の母でもある。
モットーは「食卓を支える生産者をより身近に感じることで、生活者の食をより豊かにしたい」。
井澤農園HP：https://izawa-farm.com/
