2022.08.20

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【アスパラ農家直伝】アスパラギン酸で疲れ吹き飛ぶ~「アスパラとピングレの甘酸っぱサラダ」【夏バテ予防】

蒸し暑くなる季節は、食欲もイマイチ、でも食べないとバテる…そんなときにオススメなのが、アスパラガスを使ったサラダ。アスパラに含まれるアスパラギン酸には、エネルギー代謝を促進し、疲労を回復させる働きがあるんです!同じく夏バテ予防に効くビタミンCたっぷりのピンクグレープフルーツと合わせれば、ジューシーになって、彩りもUP!アスパラ農家が夏に食べているというレシピ、真似して作ってみますよ~。

【アスパラ農家直伝】夏バテ吹っ飛ぶ旨辛濃厚味♡「夏アスパラとホタテのXO醤炒め」白メシの用意はあるかー!?

教えてくれたのは、東京都練馬区の白石農園でアスパラを栽培する白石秀徳(ひでのり)さんです。



「夏に収穫するアスパラは、白石農園では7~8月頃が出荷のピーク。春に比べて、すっきりした味が特徴です。たくさん食べて、暑い夏を乗り切ってください!」(白石さん)

アスパラに多く含まれるアスパラギン酸は、アミノ酸のひとつで、栄養ドリンクにも利用されています。でも、身近な食材から摂取できるなら、それがイチバン。



また、アスパラにはルチンというビタミンCの吸収を高める成分も含まれています。
ビタミンCは、暑さや疲労などで受けたストレスを軽減させるすぐれもの!
ビタミンCたっぷりの柑橘とアスパラを組み合わせて食べるというのは、理にかなった食べ方なんです。

作り方も、カンタンです。

夏疲れに効く~!「アスパラとピングレの甘酸っぱサラダ」



材料(2~3人分)
アスパラ…2束(200g)
ピンクグレープフルーツ(国産)…1個 ※お好みの柑橘類でOK
玉ねぎ…1/4個
オリーブオイル・塩・こしょう…各適量



作り方
1.アスパラは、根元から5㎝ほどをピーラーで剥く。



「根元は、筋があって食べにくい皮を取り除けば、一番甘味があっておいしい部分。捨てないで食べてくださいね」(白石さん)

筋張ってどうにも硬い部分があれば、その部分だけを切り落とします。



2.アスパラを4~5㎝幅に切る。



3.沸騰した湯に塩(分量外)を入れ、30秒~1分ほど茹でてザルにあげる。



4.ピンクグレープフルーツは皮と薄皮を剥き、横半分に切る。



5.玉ねぎはみじん切りにする。



辛味が苦手な人は、5~10分ほど水にさらしておくといいですよ。



6.ボウルに、5とオリーブオイル、塩、こしょうを入れて混ぜる。



7.6にアスパラとピンクグレープフルーツを入れて和える。



お皿に盛り付ければ、完成! 見た目がとってもきれい。



それだけで食欲が増しますが、シンプルなドレッシングがこれまた、合う。ぺろりと完食です。

アスパラは一度植えたら、10年収穫できる

ところで、アスパラってどのように育つか知ってますか? アスパラは、ギリシャ語で“あたらしい芽”という意味。



「一度苗(根株)を植え付けると、土の中から芽が出てきます。その若い芽が30cm弱に伸びたところを収穫して食べます。養分を蓄えると、また新しい芽が出てくるので、同じ株から10年、長いときには20年近くも収穫できるんですよ」(白石さん)



ひとつの株で10年も収穫できるとは(驚)! 2018年に、ビニールハウス6棟に3000株のアスパラを植えた白石さん。まだまだ長く、おいしいアスパラを届けてくれること間違いなしです。

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白石農園

白石秀徳(しらいし・ひでのり)さん

大学では農学を専攻、青果市場にて経験を積んだ後、約350年続く白石農園の後継者として就農。両親と家族が年間30~40品目を栽培する農園において、自身は3000株のアスパラガスの栽培に従事。農福連携、体験農園の実施など地域との連携を深めながら、都市農業を持続可能なものにすべく奮闘中。

●ホームページ
https://shiraishi-farm.com/
●Instagramアカウント @shiraishifarm
https://www.instagram.com/shiraishifarm/

写真/津田雅人 レシピ写真/石塚修平 取材協力/JA東京あおば

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