2022.09.23

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【わさび農家直伝】わさび×バター=感動丼!?「わさびバター丼」作ってみた!騙されたと思って試してみて

わさびをよく知る東京都奥多摩町のわさび農家、角井仁さん・竜也さん兄弟のおすすめレシピは、たっぷりの生わさびに、バターを合わせた「わさびバター丼」。わさび×バターは相性抜群で夢のようなおいしさ、ひと口食べれば誰もが感動する味と言いますが…「ご飯にわさびとバターだけで本当においしいの?」ってことで実際に作って食べてみましょー♪

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江戸時代から続くわさびの産地、東京都奥多摩町では清流を活かしたわさび栽培が行われています。

仁さん、竜也さん兄弟はわさび農家の先輩たちから受け継いだ奥多摩わさびを守るため、わさびの収穫体験ツアーを主催したり、キッチンカーでのわさび料理を販売するなど、栽培以外の活動にも力を入れています。


仁さん(右)と竜也さん(左)、2人の愛称はその名も“わさびブラザーズ”!

兄弟そろって食いしんぼうだという仁さんと竜也さんに、わさびってどう食べたらおいしいの?と質問すると「わさびバター丼が一番!」とハモって答えてくれました。



「わさびにはバターが最高に合うんです!炊き立てご飯とわさび、バターを用意すればそれだけでご馳走に。すぐ出来るのにめちゃくちゃおいしいから、ぜひ皆さんに試してほしいです!」(竜也さん)

わさび×バターで間違いない!「わさびバター丼」



材料(1人分)
本わさび(すりおろし)…小さじ1
バター…10g
ご飯…150g
しょうゆ…適量

作り方
温かいご飯を茶碗に盛り、その上にバター、わさびを乗せたらしょうゆを回しかけて完成。



材料を用意したら合わせるだけ。めちゃくちゃ簡単ですが、おいしいのかな…さっそく食べてみます!



ご飯の熱でジュワ~っとバターが溶けていきます。そこにわさびを絡めて、パクッ!



…お、おいしい(驚)!わさびの香りとまろやかバターのバランスがとにかく神レベル。わさびのツンとした角のある辛みを、バターが優しく包んでいて食べやすいです! わさび×バター、それぞれが互いの良さを引き出しあっています。

「ポイントとしては炊き立てのご飯に合わせること。そしてわさびをたっぷり入れること。わさびの辛みは和らぎますが、香りはそのままなので、辛いのが苦手な方でも食べられますよ」(仁さん)

目を閉じて味わいたくなる深みのある味わいで、すっかりわさび×バターの虜になってしまったワタシ。他にもいろいろ合うんじゃない?と、わさびバター丼にチョイ足ししてみました!

わさびバター丼+卵黄

まずは卵黄。合わせてみると…なんてかわいらしい見た目なのでしょう!



絶対においしいじゃん!と思いながら、さっそくひと口。



ムムッ!わさび×バターだけの時は、さっぱりとしたわさびとバターの脂っこさがちょうどいいバランスだったのですが、卵黄を足すとちょっと濃厚すぎるかも…。見た目は映えたものの、わさびバター丼を100点とすると、これは75点ぐらいかな~。

さて、続いての挑戦はこちら。

わさびバター丼+韓国のり



うん、これは大正解。のりの香りがわさびとバターによく合います。よく混ぜたほうが、のりの風味が全体になじんで良い感じ!

気になる点数、こちら90点!高得点です◎

わさびバター丼+サバ缶

わさびはサバ缶とも合いますよ、と仁さんが言っていたのを思い出して作ったのがこちら。



食べてみると…お、おいしいーー!

サバの旨味がぎゅっと詰まったサバ缶と、わさびバター。得点は…わさびバター丼と並ぶ満点の100点! この組み合わせ、かなりおすすめです。

いろいろと食べ比べてみて痛感したのが、わさびバター丼のおいしさ。材料も最少限、特に手は加えず乗せるだけなのに満足できちゃうって本当にスゴイ!



「騙されたと思って食べてみてください。チューブわさびでも十分おいしいですが、手に入れば生わさびでぜひ食べてみて!おろしたてのわさびは格別ですよ」(仁さん)

ちなみにわさびバターはご飯のほかに、じゃがいもに合わせても◎。



じゃがいもをラップで包んでレンジで熱を通して、上から皮を剥いてバターとわさびを乗せるだけでご馳走になります。

わさびとバターは相性抜群。みなさんもぜひ作ってみてくださいね!

山の中でわさび収穫!?奥多摩わさび収穫ツアーとは…

「奥多摩では山の傾斜を利用した棚田状のわさび田で、渓流を活かして栽培しています。手積みの石垣で作られたわさび田の風景は、この地域ならではですね」(仁さん)



そんな奥多摩の自然と共にわさびも楽しめるのが、奥多摩わさび収穫ツアー。

1日1組限定の収穫ツアーでは渓谷をハイキングしながらわさび田を目指します。


川を渡ってわさび田へ!

倒木をくぐり、川を渡り…到着したわさび田では収穫はもちろん、おろしたてのわさびも味わえます。


参加者にはわさびブラザーズ特製わさび丼が振舞われます。自分で収穫したわさびの味は格別!

わさび収穫体験ツアーは、オールシーズン行っています。

「秋になると山の紅葉が楽しめます。冬は冷えますが、水温が温かくて気持ちがいいんです。春は新緑が美しく、夏は涼しい。どの季節もおすすめですよ!」(竜也さん)

大自然を味わうことができるわさび収穫体験ツアー。気になる方はぜひ参加してみてくださいね!

わさび収穫体験ツアー
料金:8,800円
集合時間:11時(土日祝は8時30分)
対象年齢:小学1年生以上(要相談)
所要時間:約2時間30分
必要な準備:歩きやすい靴(500円で長靴の貸し出しもあり。途中、川を渡るため膝下ぐらいまである長靴が必須)、動きやすく汚れても良い服装、雨具
詳しくは「TOKYO WASABI」https://tokyowasabi.com/

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TOKYO WASABI

角井仁さん・角井竜也さん

兄の仁さん・弟の竜也さんともに神奈川県横須賀生まれ。東京都奥多摩町の山の中にあるわさび田でわさびを栽培し、2020年3月から「わさびブラザーズ」として、「TOKYO WASABI」の活動を本格的に始める。伝統ある奥多摩産のわさび栽培を守りながら、その魅力を世界に広げていくことが夢。1日1組限定のわさび収穫体験、BBQスペースのレンタル、土日祝日を中心にJR青梅線奥多摩駅前でフードトラック「わさび食堂」を出店中。
ホームページ https://tokyowasabi.com/

取材写真/菊地菫 取材協力/JA西東京

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