2022.09.07

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【クイズ・目の夏バテ】目が紫外線の影響を最も受けるのは…「午前9時」「正午」「午後2~3時」のどれ?

看護師のmocaです。最近目が疲れやすい…なんて感じることはありませんか?残暑とはいえ、まだまだ日差しが強く圧倒量の紫外線が降り注いでいますが、紫外線は肌ばかりでなく「目」にもストレスをかけているんです。先日の情報番組『ポップUP!』では、“眼科医が教える!「目の夏バテ」とは?”を特集していました。今回はその内容をなぞりながら、目の夏バテのチェック方法や、紫外線対策について詳しく解説していきます。

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目の夏バテのセルフチェックやってみた!

『ポップUP!』ではまず、目の夏バテのチェック方法を紹介していました。

その方法はとっても簡単!
12秒間まばたきをせずにいられるかどうか試してみてください。

伊藤医院 眼科の有田玲子副医院長によると、まばたきをしてしまった方や、ちょっとでもまぶたがピクピクしてしまった方は夏バテ状態にあるそうです。

わたしもやってみたのですが、開始6秒でまばたきをしてしまいました。
最近、目の疲れを感じていたので予想通りの結果でした(汗)。

夏場は強い紫外線によるダメージや、クーラーの風を浴びて目が乾燥しやすいという理由から目にとっては過酷な環境にあります。
さらに、長時間スマホやパソコンの画面を見続けてしまうことでまばたきの回数が減り、ドライアイになりやすいんです。

目が紫外線の影響を受けやすい時間帯はいつ?



目が最も紫外線の影響を受けやすい時間帯は「午前9時」「正午」「午後2~3時」のうちどれだと思いますか?


正解は…


ちょっと意外かもしれませんが


『午前9時』なんです。

その理由は目に影響を及ぼす紫外線の種類にあります。
紫外線にはUVA波とUVB波の2種類があり、特に目に影響を与えやすいのはB波です。

このB波のピークは1日2回。
最も強い時間帯が午前9時、次のピークが午後2~3時頃になります。

「午後については日差しが強いと認識されるので、紫外線をしっかり防御して外出すると思います。
でも午前9時は油断していると思います。」と有田先生。

「ちょっと洗濯物を干そうとか、犬の散歩に行こうとか、ちょっとそこまでのお買い物というときに完全防御で出かけることはないんじゃないかと。
この時間帯にしっかりガードすることが、目を疲れさせないために重要です」ともコメントされていました。

たしかに、朝は油断して紫外線対策を怠ってしまいがちですよね。

紫外線B波は角膜炎やドライアイを引き起こすだけでなく、ダメージを受け続ければ白内障や老眼の原因にもなります。

目の夏バテを招いてしまうドライアイ


「涙」には黒目の部分にあたる角膜を紫外線から守ってくれる働きがあります。

長時間のスマホやパソコンの使用、またエアコンの風に当たることによりドライアイがあると、紫外線のダメージをより受けやすくなります。

そして紫外線に当たることでさらにドライアイが進行するという悪循環を招いてしまうのです。



ドライアイかもしれないという方は、以下の方法を試してみてください。
・意識的にまばたきをして目の乾燥を防ぐ。
・目薬を使用して目の潤いを保つ。
・パソコンやスマホを使用する際は、①時々休憩をとり目を休ませる、②ブルーライトカットの眼鏡やコンタクトレンズを使用し目の負担を減らす。

目からの紫外線吸収が肌へも影響する⁉


夏に肌のUVケアを入念にしている方は多いと思いますが、実は目からの紫外線吸収が肌にも影響することはあまり知られていないのではないでしょうか。

どういうことかというと、目から紫外線が吸収されると脳に伝わり、日差しから体を守るためにメラニンが生成されるのです。

メラニンが多く生成されてしまうと、日焼けやシミ・そばかすの原因となってしまうことがあるので、目のUVケアもとっても大切なんですよ。



目の紫外線対策

紫外線をたくさん浴びる季節は、UVカットのできるサングラスやコンタクトレンズを使用しましょう。

UVカットのサングラスは、色の薄いレンズの方が望ましいです。
その理由は、色の濃いレンズは視界が暗くなって瞳孔を開かせ、レンズの隙間から入る紫外線を取り込んでしまいやすくなるからです。
これに合わせて帽子や日傘を使うとより紫外線から目を守ることができますよ。

いかがでしたか?
今回は目の夏バテ対策について解説していきました。
まだまだ日差しが強い日が続いていきそうなので、目の健康を守るための参考にしてみてくださいね。

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出典:Photo AC、イラストAC

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