2021.09.15

働く

【副業で農業パート・アルバイト】応募はウェブやアプリでOK!実際の仕事内容も紹介します

農業のパートやアルバイトに興味があるけれど、どうやって始めたらいいかわからない…という人も多いのでは?そこで、積極的にパートやアルバイトの受け入れをしている農家に、実際の募集方法や農作業内容を、詳しく聞いてみました!



教えてくれたのは、群馬県前橋市で「石井農園」を営む、石井真帆美さんです。

農業に人手は必須!パートやアルバイトがいないと成り立たない



「私の農園はトマトの栽培が主で、4月に苗植え、7月に収穫や畑の手入れがあり、この時期はとても忙しくしています。私と義母、そして息子がメインで作業をしていますが、繁忙期はもちろん、それ以外の時期もとても3人ではやっていけません。パートや短期のアルバイトの方々はとてもありがたい存在です」と石井さん。

現在、石井農園には、男性3名、女性5名の計8名のパート従業員が働いています。

数時間だけ、土日だけもOK!雇用の間口を広く



「うちの農園に面接に来てくれた人は、まずお断りすることはありません。なぜなら、農業はやってみないとどんなものかわからないから。私自身、農家に嫁ぎましたが、就農したのは3年前でわからないことだらけ。自分もとっつきにくい未知の職業だと思っていたからこそ、初めて農業をする人にはまず体験してもらって、やりたい!と感じてもらうことが大事だと思っています」(石井さん)

任せる作業もみんな同じではなく、その人の向き不向きを見極めて、できる作業をお願いしているそう。



「できる人には全面的に任せてしまって、わからないことがあれば相談してもらうようにしていますね。あまり干渉しないんです。働く時間も人それぞれ。農作業は一年中、朝早くからやっているので、その人の都合に合わせて自由に決めてもらっています」(石井さん)

募集は短期バイトのアプリも活用!



石井農園ではこれまで、農業や林業の求人ウェブサイト「第一次産業ネット」を通じてパート従業員を募集していたそう。これに加えて最近は、「もっと気軽に農業に興味を持って欲しい!」と、スキマ時間で職探しができるアルバイトの募集アプリでも求人を掲載しています。

この日も、1人の男性が「農業を体験してみたい!」と募集アプリを使ってアルバイトに。


短期バイトで農業を体験しに来た、井伊政人さん

「ふだんは重油を扱う仕事をしていますが、ずっと農業に興味があったんです。それでアプリで農業のバイトを見つけてこれだ!と思って応募しました。暑いですが、野菜の収穫はやった分だけ成果が出るので楽しいです」(井伊さん)

働いて2日目という井伊さんは、すっかり石井農園のみなさんと打ち解けていて、農業の魅力にすっかりハマってしまった様子。



「新しいパートやアルバイトの人が来てくれると、ずっと農業だけをしているとわからない発見があるのが楽しいですね。それにどの人も一生懸命やってくれるので、その姿を見て自分もまた頑張ろうって思えるんです」(石井さん)

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写真/菊地菫 取材協力/JA前橋市

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