2023.10.06

食べる

【林修先生も登場】収穫の秋なので「国消国産カフェ&マルシェ」行ってみたら…農家の”愛”がみなぎってた♪



林修先生と農家が「国消国産」を語る



開始時間前から多くの人が待機していたメインステージでは、「国消国産レッスン」と「国消国産クイズ大会」が開かれました。

「国消国産レッスン」では、予備校講師・タレントであり、JAグループサポーターとしても活躍中の林修先生が登場。全国農協青年組織協議会会長の稲村政崇さんとともに、国消国産の意義をわかりやすく解説してくれました。



実は、20年以上前から自らの意思で国産農畜産物を選ぶようにしていて、「国消国産」を実践していると語る林先生。「旬の農産物は、1年でいちばん味が濃くておいしいし、たくさん出回るから値段も安くて、いいことばかり」と、熱弁をふるいます。
稲村会長も「旬の農産物は栄養価も抜群。例えば旬のほうれん草のビタミンCは、そうでない時期の5倍も含まれているんですよ」と追随、国産の魅力を来場者に伝えました。



さらに2人の話は、食料自給率38%という日本の現状へ。
「先進国の中では最低レベルの数字で、国にとっても憂慮すべき事態です」と林先生。
確かに、現在の食料自給率で輸入ストップとなるような事態に陥ったら、わたしたちは食を確保する術がありません。そうならないためには「国産を増やす努力が必要」であり、国産を増やすためには「消費が不可欠」ということです。
国消国産は、これからを生きる子どもの未来を守ることにもつながるという両氏の対談に、多くの観客がうなずいていました。

親も子も真剣そのもの!「国消国産クイズ大会」



勝ち抜き式の「国消国産クイズ大会」は、お笑い芸人のチャンカワイさんと、6月に解散した6人組グループ「BiSH」のメンバー・モモコグミカンパニーさんがゲストで登場。会場は熱気に包まれました。

「ぶどうの房で甘いのは、上(枝に近い方)か下(先端)か」「みかんは、もんでから食べるとおいしいって本当?」など、2択クイズに臨む顔は、大人も子どもも真剣そのもの。正解が発表されるたびに、歓声やどよめきが起こりました。
ちなみに、前者のクイズは「上(枝に近い方)」、後者は「本当」が正解だそう。こういったうんちくを知ることも、農業や農産物に関心を持つ大事なきっかけですね。

林先生もビックリのおまけ情報♪11月30日まで特別なキャンペーン実施中



さて、JAグループでは、今回のカフェ&マルシェをキックオフとして、2つのキャンペーンを実施しています。
1つは、全国に約1,700店舗を構えるJA直売所の対象店舗に出向き、3か所分のスタンプを集めると、3,000円相当の農産物が14,100名に当たるというもの。期間は、10月1日(日)~11月30日(木)です。

もう1つは、産地直送通販サイト「JAタウン」で対象商品を購入すると、送料はJAグループが負担してくれるというもの。林先生から「送料負担って、JAさん大変じゃないの?」と心配の声も出ましたが、「国消国産を推進するため」と決意してのキャンペーンだそうです。こちらも11月30日(木)までの予定ですが、規定数に達した場合は早めに終了することもあります。注文は、お早めにどうぞ~!

農家のみなさんの愛情を感じるイベントだった

夕方近くになっても、来場者が後を絶たなかったカフェ&マルシェ。
とても印象に残ったのは、農家のみなさんから、栽培している農産物への愛情、誇りが感じられたことです。

マルシェで、梨を手に取ろうとすると「いいの選んであげる!」と声をかけてくれて、落花生を手に取ったら「20分塩ゆですると最高だから!」と笑顔で教えてくれるんです。
イベントだから言っているのではなく、心から「おいしいものを食べてほしい」という農家のみなさんの気持ちが伝わってきました。


岩手県から駆けつけたりんご農家の五日市達洋さん。すてきな笑顔で来場者に自慢のりんごをおすすめしていました。

日ごろスーパーなどで買い物をしていると、農家の方に会える機会はなかなかありませんが、手にとった野菜や果物を育ててくれた人に思いを馳せ、ありがたく食べようという思いを新たにしました。そして、これからも「国産を買って、応援するぞ!」。

取材・まとめ/まつもとのぶこ 写真/石塚 修平

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