お米を洗わずに炊飯出来る、とっても便利な「無洗米」。忙しく働くひとり暮らしの方の心強い味方であり、また、水の節約を余儀なくされる災害時にも活躍してくれる、お役立ち食材です。ただ、「無洗米はパサつきがち」というイメージがなきにしもあらず。で・す・が、このパサつき問題、炊き方で簡単に解決出来るんですって。TBS『THE TIME,』で紹介していた、無洗米をとびきりおいしく炊く方法を試してみることに♪【新米の季節】最新の炊飯器「土鍋ご泡火炊き」で新米炊いてみた!米の銘柄別で炊き分けるってスゴい「無洗米」をとびっきりおいしく炊く方法とは?
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TBS『THE TIME,』によると、
「無洗米」は、精米した白米(精白米)の表面にある粘着性の強いヌカ(肌ヌカ)を取り除いたお米のこと。
精白米はこの肌ヌカを取り除くため、炊く前に洗う必要がありますが、無洗米は肌ヌカが取り除かれているので洗う必要なしというわけ。
精白米と無洗米の違いは、簡単に言うと、お米の表面に「肌ヌカがあるか、ないか」。そして、この違いによって、お米を炊く際、水の量を調整する必要があるそうです。
無洗米と精白米を、それぞれ同じお米専用の計量カップで1カップ(1合)量ったとします。精白米は計量後に洗うので、肌ヌカが取り除かれます。つまり無洗米と、洗った後の精白米を比べると、同じ1カップでも無洗米の方が精白米より米の量が多くなるわけです。
炊飯器の目盛りの水加減は精白米用なので、無洗米を精白米と同じ水の量で炊くと、水が足らず、炊きあがったご飯が固くなる場合があるとのこと。無洗米を炊くときは、1カップにつき、水を大さじ1~2杯分増やして炊くとベストな水加減で炊けるそうです。
そして、無洗米をおいしく炊くコツは、水の量を少し多めにすることに加え、もうひとつ。それは、炊く前に「水に浸しておく」こと。理想の吸水時間は30分~1時間くらいだそうですが、10分浸けるだけでもおいしくなるそうです。
では、この方法で「無洗米」を炊いてみましょう。
「無洗米」をとびっきりおいしく炊く方法を試してみた!吸水時間によって、炊き上がりにどんな違いがあるのか、「吸水なし」「吸水時間10分」「吸水時間1時間」の3パターンで検証してみます。
3つのパターンはどれも、無洗米をお米専用の計量カップで1カップ(1合)量り、水の量は炊飯器の1合の目盛り+大さじ2杯とします。
1.吸水後の無洗米の状態「吸水なし」吸水していないお米は透明ですね。
吸水していない米。
「吸水時間10分」おっ、さっきと違う!10分間吸水したお米は、透明な部分と白くなっている部分がありますね(わかりづらい画像ですみません…)。
10分間吸水させた米。
「吸水時間1時間」おっ、もっと違う!お米が全部真っ白になりました!お米は水を含むと真っ白になるんですね。
1時間吸水させた米。比べてみて、吸水しないと、まったく水分を含んでいない状態でお米を炊くことになるんだと実感しました。