元日に発生した石川県能登地方の地震。まさかお正月に…と驚き、自然災害はいつでも起こりうることを実感させられました。その地震の直後、料理研究家のリュウジさんがX(旧ツイッター)に投稿したのが、停電や断水中でも作れるレシピ。目から鱗のアイデアでした。サバ缶とパックご飯を使ったもので、パックご飯はお湯で温めず、フライパンで直接炒めます。貴重なガスも水も節約出来る災害時に役立つ調理法です!【シン・防災食】ガスも電気も使えずとも…甘いお菓子「きな粉ナッツバー」作れた!栄養豊富で腹持ちも◎7.4万件のいいね!がついたリュウジさんの災害時に役立つレシピリュウジさんが、「令和6年能登半島地震」発生直後に投稿したポストはこちら。
ポストには「災害サバイバルレシピ、ありがとうございます」「この素晴らしいアイデアをありがとう」「そっか。湯で温めるとガスの消費が半端ないですよね」「これは素晴らしいレシピです」「そういうのもあるのか!このタイミングでナイスレシピです」「災害時に温かい食べ物は救われますからね」「災害レシピ助かります。いい情報」などのコメントが寄せられていました。
リュウジさんが投稿したレシピは、以前、東京都の依頼を受けて制作した防災レシピとのこと。1923年の関東大震災から100年目を迎えた昨年、広報紙『広報東京都』の増刊号で紹介されたものだそうです。
増刊号の中で、リュウジさんは「人は温かいものを口にしていないと体より先に心が折れてしまうので、カセットガスコンロを一家に一台置いて、どんなときも火だけは使えるようにしておくのが鉄則だ」と言っています。
確かに、被災した方からは「温かいものが食べたい」との声をよく聞きますものね。
「広報東京都」の増刊号では、リュウジさんの災害時に役立つレシピのほか、外出先で被災した場合にとるべき行動や、スマホ関連対策などの情報が細かく紹介されているので、この機会にもう一度確認しようと思います。
では、リュウジさんの災害時に役立つ「水を使わないサバ缶焼飯」を作ってみましょう。カセットコンロとフライパンを使い、水とガスの消費を最小限に抑え、おいしくカロリーが摂れるレシピだそうです。
レンチンもしくはお湯で温めるパックご飯が、炒めるだけで、果たしてやわらかくなるのでしょうか???
リュウジさんの災害時に役立つレシピガスも水も節約出来る「水を使わない!サバ缶焼飯」の材料と作り方
【材料】1~2人分パックご飯…1個 ※今回180gのものを使用
サバ缶(水煮)…1/2缶
しょうゆ…大さじ1
うま味調味料…5振り
サラダ油…少し
「広報東京都」の増刊号のサバ缶の分量は1缶でしたが、X(旧ツイッター)の分量は1/2缶でした。食料が貴重な災害時を想定し、今回は1/2缶で作ることに。また、しょうゆがなければ塩でもOK。うま味調味料は「コンパクトで持ち運びしやすく、賞味期限がないので災害時に非常に有用」とのことです。え、賞味期限がないの!?びっくりです!
【作り方】
小さいフライパンの方が火の通りが早く、カセットコンロのガスの使用量を節約出来そうなので、今回は直径約18cmのフライパンを使用することに。
1.フライパンにサラダ油を引き、サバ缶と汁、パックご飯を入れて、炒めます。どうやらサバ缶の汁の水分で、パックご飯をやわらかく仕上げようという試みのようです。
リュウジさんは火加減について言っていなかったので、ガスの使用を節約するため弱火で調理することに。
1分ほど炒めてみましたが、パックご飯がなかなかほぐれず。サバ缶1缶分の汁であれば、ご飯(180g)はすぐほぐれるのかなと思いますが…。
今回はサバ缶1/2缶分で180gのご飯をほぐそうとしているので、ちょっと無理があるのかも。このまま炒め続けると、パックご飯がやわらかくなる前にサバ缶の汁の水分が蒸発してしまいそう…。