おうち時間が長い今、子どもといっしょに料理をする人も増えたのでは? そこで農家に教わった冷凍トマトを参考にした子どもが喜ぶスイーツ、さらに、手軽なフライパンフォカッチャを作ってみました。
写真/菊地菫
教えてくれたのは東京都練馬区の住宅街でトマトを栽培する「加藤トマトファーム」の加藤義貴さんです。
ひんやり新食感! トマトと白玉の抹茶プリンパフェ材料(ガラスコップ3個分)中玉トマト…3個(冷凍し、半解凍にもどして皮をむいたもの150g)
白玉粉…50g
牛乳…1カップ
ヨーグルト…1カップ
水…大さじ2
粉ゼラチン…5g
砂糖…50g
抹茶…大さじ2
作り方抹茶プリン1.器に水と粉ゼラチンを入れ、軽く混ぜてふやかす。
2.別の器で砂糖、抹茶をよく混ぜる。
3.なべに牛乳を入れて火にかけ、煮立つ直前で火を止める。
2に熱した牛乳を少し加えてよく溶き混ぜ、なべに加えてさらに混ぜる。
4.3に
1のゼラチンを加え、よく混ぜて溶かす。
5.4にヨーグルトを加えてよく混ぜ、軽くとろみがついたら器に注いで冷蔵庫に入れる。
白玉6.白玉粉に50ml(分量外)の水を少しずつ加え、耳たぶくらいのやわらかさにする。
7.6を丸めて真ん中を少し押さえ、だんごを作る。
8.なべに湯をわかして
7を入れ、すべてのだんごが浮き上がってきたらさらに1分ゆで、水に取る。
9.抹茶プリンが冷えて固まったら、
8のだんごと半解凍状態にしたトマトをのせる。
半解凍にした冷凍トマトがシャーベットみたいで、おいしい! 子どもからも「甘すぎなくてさっぱりする。いちごみたいでかわいい」と好評でした。冷凍トマトのシャキシャキ感と、白玉のモチモチ感とのハーモニーも新鮮。夏のおやつにおすすめです。(ライター柳本)
チーズとの相性抜群! トマトのフライパンフォカッチャ材料(直径21cm×2枚分)中玉トマト…6個(約200g)
モッツァレラチーズ…100g
小麦粉…200g
ドライイースト…3g
塩…ひとつまみ
オリーブオイル…大さじ1/2
お湯…カップ1/2(手を入れられる程度の熱さ。50~60℃)
打ち粉…適量
エキストラバージンオリーブオイル…適量
作り方1.ボウルに小麦粉、ドライイーストを入れて混ぜる。
2.1のボウルに塩、オリーブオイルを加えてよく混ぜる。
3.2に半量の湯を入れて混ぜ、さらに残りの湯を少しずつ加えながら、手に生地がつかなくなるまで混ぜる。
4.3の生地がなめらかになったら丸くまとめ、表面に十文字の切れ目を入れる。
5.4のボウルにかたく絞ったぬれふきんをかけ、常温で1時間ほど発酵させる。
6.5の生地が約2倍に膨らんだら発酵完了。
7.トマトはよく洗ってヘタを取り、くし形に切る。モッツァレラチーズは一口大に切る。
8.まな板に打ち粉をし、
6の生地を2等分にして、それぞれをめん棒で直径21cmに広げる。
9.フライパンに少量のオリーブオイル(分量外)をしき、
8の生地1枚をのせ、中火で焼く。焼き目がついたらひっくり返して半量のトマトとチーズをのせてふたをし、さらに中火で3分ほど焼く。
10.チーズが溶けて生地に火が通ったら完成。もう1枚も同様に焼く。
11.器に盛り、食べる直前にオリーブオイルを回しかける。
生地の発酵も常温ででき、フライパン一つで作れるので、気楽なお昼ごはんやおやつにぴったり! トマトとチーズの相性が抜群で、ぺろっと平らげてしまいます。生地を作る時間の余裕がないときには、耐熱皿にトマトをのせてチーズをかけ、オーブントースターで焼くだけでもおいしいですよ。(ライター柳本)
加藤トマトファーム
加藤義貴さん
東京都練馬区にある8.6アールのハウスで、ミニトマト、中玉トマト、大玉トマトを栽培。28歳のときに就農して今年で5年目。収穫したトマトは、11月から6月にハウス前で毎朝8時30分から販売(なくなり次第終了)。甘くてこくのあるトマトは、朝から行列ができるほどの人気。このトマトを材料に作ったドレッシングやトマトようかんも販売している。
ウェブサイトはhttps://kato-tomato-farm.jp/