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2022.03.31

食べる

【いまさら人に聞けない】甘酒には2種類あるって知ってる?「飲む点滴」はどっち?話題の「生甘酒」も登場!




今話題の甘酒とは…生甘酒!

さらにもう1種類、美容や健康により甘酒パワーを発揮してくれる、今話題の甘酒があるのはご存じですか? 
それが「生甘酒」です。
生甘酒は加熱処理をしていない米麹甘酒のことをいいます。通常、米麹甘酒は加熱殺菌をしているので、熱により麹菌や酵素があまり残っていないこともあります。生甘酒の場合は、麹菌や酵素が生きたまま残っているのが特徴です。そうすると、酵素が活動したまま身体に入るので消化や代謝を助ける働きが期待できます。



生甘酒の購入方法は?
生甘酒を初めて聞いた方は、どこで買えばいいの? と思われるかもしれませんね。甘酒や麹の専門店、酒造でも生甘酒を販売するところが増えてきたようです。
最近では、ネットショッピングでも「生甘酒」と表示し、通常の甘酒ときちんと区別されて販売しているものもあります。要冷蔵・要冷凍で販売されています。

生甘酒の保存方法って?
生甘酒は生きた麹菌を使用しているためすぐ使うことがベストです。すぐに使えなければ要冷凍で保存しましょう。


話題の生甘酒を調味料に…

生甘酒は飲むだけでなくて、調味料として使う方法がおすすめ。麹菌や酵素が生きているおかげで料理をぐっとおいしくして、メニューの幅も広がります。

おすすめレシピ①肉に浸けるだけで柔らかさとコクがup!【甘酒のつけダレ】 

材料
・鶏もも肉…1枚 (一口大に切る)
・生甘酒…150ml
・しょうゆ…小さじ1

作り方
1.材料を用意します。
生甘酒に含まれている麹菌が生み出すプロテアーゼという酵素が大きな働きをします。プロテアーゼはタンパク質をペプチドとアミノ酸に分解します。





2.ジッパー付き保存袋に生甘酒としょうゆと鶏肉を入れて半日ほど冷蔵庫で寝かせます。
生甘酒としょうゆを合わせて漬けダレになじませておけば、お肉のタンパク質をアミノ酸にどんどん分解するんです。そうすると、肉を焼いても柔らかく仕上げてくれる上に、プロテアーゼが作り出したアミノ酸は、うまみ成分で食材本来のおいしさを引き出してくれます。



3.2を取り出し、フライパンに油を入れて(テフロン加工のフライパンなら油を引かなくてOK)中火で鶏肉を皮面を下にして入れます。3、4分ぐらいじっくり焼いて、こんがりと焼けたら、ひっくり返します。
鶏肉はフライパンやオーブンで焼きますが、甘酒は米麹の糖分がカラメル化して焦げやすいので、焼き加減をよく見ながら火加減や焼き時間を調節しましょう。

 

4.その後3分くらい焼きます。
ちなみに、塩麹にも同じような働きがあるのですが、生甘酒には塩が入っていないので、しょうゆと合わせることで照り焼き風味のような甘辛いタレが作れるのがポイントです。



5.ふたをして1分焼いて火を止めます。



.フライパンで焼いた鶏の甘酒ダレ。こってりしたタレに仕上がりました。



オーブンでも焼いてみました! 筆者はPanasonicビストロのオーブンを使用。鶏肉照り焼きで設定しました。
通常オーブンでは200℃で予熱後15分ほどでしょうか。

オーブンで焼くときはつけ汁を除き、肉の表面を拭いてから焼くと焦げにくくなります。 
オーブンで焼くと照りはなく、しっとり仕上げになりました。




フライパンで焼くと照りが食欲をそそりますね。オーブンで焼くと、さっぱり仕上げに!
食べてみると…フライパンで焼いた甘酒のタレはコク甘で、鶏肉にタレが絡んでいる上にとてもジューシー。オーブンで焼いた方はさっぱりした甘味で、ホロホロと口の中で鶏肉がほどける感じです。

おすすめレシピ②合わせるだけで簡単!【生甘酒ディップ】

材料
・生甘酒…大さじ1*
・みそ…大さじ1*
・好きな生野菜

今回、みそは自家製みそを使いました。
*使う甘酒やみそによって塩味・甘味の違いがあるので、味見しながら量を調節すると好みの味に仕上がりますよ。

作り方

1.好きな生野菜はにんじん、大根、ラディッシュを用意しました。
にんじん、大根は縦に1cm幅の細切りにしておきます。長さはスティック状にすると持ちやすくなります。



2.みそと生甘酒を混ぜ合わせます。あっという間にみそディップのできあがり!
自家製みそを使いましたが、少しみそを控えめに調節しました。



3
.12をつけていただきます。



食べてみると…生甘酒はクセが少ないので、生野菜との相性もGOOD。
生甘酒もみそも発酵食品ですので、Wの発酵パワーでそこに野菜が加わると、今話題の「シンバイオティクス」になります。

シンバイオティクスって何?

生きた菌を含む発酵食品と、食物繊維、オリゴ糖といった菌のえさになるような食品を組み合わせて摂ることをいいます。相乗効果で腸内環境をより効率的に整えることが可能になります。


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