2022.07.07

磨く・整える

【昭和レトロ】「昭和の服」は美術品⁉御令嬢が着用の“一点もの”を手に入れる方法…その上質感に衝撃!【着るSDGs】

最近、「昭和レトロ」がブームですよね。グルメや雑貨、インテリア…と幅広いジャンルで注目を集めていて、当時を知らない平成生まれのZ世代にも「新鮮!」に映るとか。それはファッションにも通じているようで、いま「昭和ビンテージ洋品店 異次元店」というネットショップが話題になっているんです。昭和ビンテージの服は上質な一点ものも多く、丁寧な縫製と現代にも通用するデザインが秀逸! 詳しく紹介しますね♪

【画像を見る】「昭和の服」は美術品⁉御令嬢が着用の“一点もの”を手に入れる方法…その上質感に衝撃!

「昭和ビンテージ洋品店 スミックス」は、昭和20年代から40年代に当時の令嬢たちが着用した洋服を紹介するお店です。令嬢たちが着用していた昭和ビンテージの洋服は、当時の職人が技術を余すことなく込めた国産の高級仕立て服(オートクチュール)であります。和服から洋服への移り変わりの時代に、我こそはと技術者たちがこだわり抜いて作っていた時代のものを芸術作品として取り扱い、次の担い手に繋ぐ役目を担うという目的があるそうです。

当時の良家のお嬢様は

「銀座にお出かけに行くために、お仕立てしたもの」
「お嫁に行くときにお母さんに仕立ててもらったもの」

などの理由で仕立ててもらうのが当たり前だったみたいで、思い出がたくさん詰まっているのです。なので、大切に保管されてきたので保存状態も良いのです。

そんな昭和のオートクチュール品を扱う「昭和ビンテージ洋品店 スミックス」が、バーチャルショップ「昭和ビンテージ洋品店 異次元店」をオープンさせたんです。何が異次元なのか見ていきましょう!


「昭和ビンテージ洋品店 異次元店」



何が異次元かというと、最新の3D技術を用いることでお洋服を360度見れるようにし、あらゆる角度から忠実に再現したバーチャルショッピングが楽しむことができるのです!



実際にバーチャルストアに行ってみたのですが、まるで博物館のように歩き回れる仕組みになっていました。
目の前まで行って、じっくりと見ることができるのです。


ビンテージものはどこから仕入れているの?

全ての商品が一点ものだけど、どこからどうやって仕入れているのでしょうか?



実は、青春時代を過ごされてきた田園調布や柿の木坂、芦屋などの高級住宅地に住んでいた御令嬢より仕入れているそうです。

そのお洋服にある歴史や思い出を聞き出しながら、一点一点の仕入れに時間と手間をかけていると言います。すべてのお洋服にはストーリーがあり、それも一緒に次のオーナーの元へ届けられるのです。

店主の大西澄江さんはこう語っています。
「高度な縫製技術を持った職人さんが1点1点、手で作っている。その技術を後世まで残すという取り組みをしております」
希少性のある上質な1着をリユースすることで、次の世代に大切に受け継いで欲しいと話します。

日本人は他の国に比べると、ものを大切に、キレイに使います。戦争を経験された方々が大切に残してくれた数々の品が、いかに優れた物であったのかを、今の日本の若い世代の方たちへ伝えたい。そして日本の立派な文化である昭和ビンテージを遺していきたいという思いから「スミックス」は生まれたそうです。

服を無駄にしない。リユースする。
物だけじゃなくて、思い出も一緒に。そこがまたいい響きですよね♪



ネットショップでは、一点一点、どのような方から仕入れたのか、どんな物語があるのか、説明していました。
見ていて、どんな人なんだろうと想像をして、それだけでも楽しかったです♪

ぜひ、みなさんもネットショップとバーチャルストアを覗いてみてはいかがでしょうか?


【あわせて読みたい】

ブルーベリーで染色⁉「コンバースオールスター」の新色はエコ素材のサステなスニーカー【着るSDGs】

【着るSDGs】“バナナから作った服”はサステナブルでパリでも話題の秀逸デザイン♪おしゃれだから欲しい♡

【着るSDGs】「え、この革の質感がパイナップルで⁉」…ビーガンスニーカーがカッコ良くってサステナな件

Pick up

Related

Ranking