2022.10.22

食べる

【ダイソー】「パカッと調理用袋」で夕食作ってみた!“湯煎”でご飯もおかずもできちゃった!災害時にも◎

最近巷で流行りの(?)“お湯につけてほったらかし”な「湯煎調理」は、ものぐさなわたしにぴったりな調理法。そんな湯煎調理にうってつけの専用ポリ袋が、ダイソーにあると聞きました。その名も「パカッと調理用袋」。調理後に“パカッと簡単に開封できる”ことから名付けられたとか。結んだ口をほどくこともハサミでカットする必要もなく、調理済みの食材を簡単に取り出せるみたい。さっそく試してみることに!

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耐熱温度は-30℃~100℃! ダイソー「パカッと調理用袋」

袋
ダイソー「パカッと調理用袋(30枚入り)」110円

・材質 ポリエチレン
・商品サイズ 縦39cm×横25cm 厚さ0.015mm
・使用温度 -30℃~100℃

「パカッと調理用袋」は、耐熱温度100℃、耐冷温度-30℃なので、熱湯に入れての温めや解凍、冷蔵や冷凍保存に使えるとのこと。

主な特徴は3つ。

ひとつ目は、縦長サイズ。

「パカッと調理用袋」は、湯せん調理をしやすいよう作られているので、縦が39cmの縦長サイズ。食材などを入れた後、口を結びやすくなっています。

袋

2つ目は、切り込み加工。

切り込み加工

袋の底に切れ目が入っているので、そこから手で裂けば、簡単に“パカッ”と開封できます。袋の口を固く縛っていてもほどく必要がないし、はさみがなくても中身を取り出せるんです。

切り込み加工

切り込み加工

切り込み加工

3つ目は、丈夫で厚い。厚さ0.015mmの厚口タイプなので、浅漬けなどを作るとき、野菜をしっかり揉んでも破れにくいそうです。

厚さ

さわってみると、確かに厚くてしっかりしています!よくスーパーに置いてあるロール状のポリ袋の厚さは0.006mmというから、2倍以上の厚さということですね。

今回は、この「パカッと調理用袋」を使って、湯せん調理に挑戦します。

湯せん調理をする際の注意点

湯せん調理を開始する前に注意事項を確認。

「パカッと調理用袋」のパッケージに、湯せん調理をする際の注意事項が書いてありました。

「湯せん料理をする際は、空気を抜き、鍋底に必ず耐熱皿をしき、お鍋に袋が接触しないよう十分注意してください。袋が破れる恐れがあります。開封する際には火傷に十分ご注意下さい」とのこと。

注意事項

空気を抜いて口を閉じることと、鍋底に必ず耐熱皿を敷いて、お鍋と袋が接触しないようにすることがポイントのようです。

調べてみると、袋の中に空気が入っていると、お鍋に入れたとき水に浮いてしまうそう。火がまんべんなく通らなかったり、温められた空気が膨張して袋が破裂する恐れがあるからだとか。

「パカッと調理用袋」でご飯を炊いてみよう!

ご飯を炊く


では、この注意点に気をつけながら、まず挑戦するのは、ご飯!「パカッと調理用袋」を使って、ご飯を炊いてみようと思います。

なぜかというと、ポリ袋を使った湯せん調理は災害時にも活躍できるから。9月は防災月間でもあるので、万が一に備えご飯くらい炊けるようにしておこうと思ったわけです!

ちなみに、ご飯の炊き方は東京ガスネットワークのHPを参考にしました。

【ご飯の炊き方】

1.「パカッと調理用袋」に、洗ったお米1合と水200mlを入れます。一般的にお米1合に対して水の量は1.1~1.2倍と言われているため、200mlがちょうどいいようです。

お米が入っている下のほうから、空気を抜きながら上にねじり上げ、口を結びます。

結ぶ場所はお米から少し余裕をもった高い位置で。おそらく、温められた空気が膨張したり、お米の体積が増えても袋が破裂しないように高い位置で結ぶのだと思います。

ご飯

2.  鍋に耐熱皿を敷き、その上に1をのせ、お米全体がかぶるように水を入れます。たくさん水を入れすぎると吹きこぼれるので、水の量はほどほどに。耐熱皿を敷くのは、鍋底とポリ袋が接触して、破れたりしないようにするため。

お米を炊く

ふたをして、中火で沸騰するまで加熱します。ちなみに、沸騰するまで10分ほどかかりました。

3.  2が沸騰したら、ふたをしたままさらに中火で20分加熱し、火を止めて10分蒸らせば出来上がり。30分で炊き上がるというわけですね。早い!

では、ふたを開けてご飯の具合をみましょう。

炊きたてご飯のいい香りがします。
見た目は、真空パックに入ったお米のように“ぴったり、かっちり”しているみたい。

炊けたご飯

お皿に移して、袋の底の切り込みからご飯を取り出します。熱いのでご注意を!

ご飯を取りだす

手で簡単に切れて、中身が取り出せるのでとっても便利。災害時、はさみがなくても使えるのがいいですね!

それに、中火で20分以上ぐつぐつ加熱しても、袋は弱くもなっていないし、破れてもいませんでした。

袋

炊きたてご飯をいつも通り、しゃもじでほぐすとこんな感じ。炊飯器で炊いたときと違って、ほぐれにくく、少し硬い印象もあるといえば、あるけれど…。

ご飯

では、ひと口…。

問題なーーーい♪ 芯も残らず、やわらかく炊けています。お米ひと粒ひと粒が立っているわけではありませんが、十分おいしいご飯です。災害時、ポリ袋でこのレベルのご飯が炊ければ、わたし的には無問題!

「パカッと調理用袋」でよだれ鶏に挑戦

続いては災害時用の調理ではなく、おかずを一品作ります。ポリ袋で炊いたご飯とともに、今夜の晩ごはんにいたしましょう♪

さぁて、何を作ろうかな…?あっ!冷蔵庫に鶏の胸肉があったんだ。いつも茹でたり、レンチンしたりで挑戦するけど連敗続きの“よだれ鶏”を、この「パカッと調理用袋」で作ってみよう!

肉が硬く、脂の少ない胸肉。加熱するのに失敗するとパサパサになるので、わたしにとってはハードル高めな食材。さて、どうなりますかね…。

作り方は、わたしの少ない料理知識を総動員して自己流で。まぁ、失敗は成功のもとですしね!

と言いつつ、鶏肉の茹で時間は日本サニパック、たれはミツカンのHPに掲載されていたレシピを参考にしました。

材料

【材料】2人分
鶏むね肉…1枚
塩…小さじ1
砂糖…小さじ1
料理酒…大さじ1

◆たれ
しょうゆ…50ml
お酢…50ml
砂糖…大さじ3
料理酒…大さじ2
しょうが(すりおろしたもの)…小さじ1
にんにく(すりおろしたもの)…小さじ1
鷹の爪(小口切り)…1本分
ゴマ油…小さじ2
ラー油…小さじ2
白いりゴマ…大さじ2

◆お好みで
くるみ…適量

【作り方】
1.  鶏肉を冷蔵庫から出して室温に戻し、味がなじみやすいよう、フォークで“ブスブス”と刺した後、「パカッと調理用袋」に入れます。鶏肉を室温に戻すのは、短時間で火が通りやすくするため。冷たいと温めるだけで時間がかかりますものね。

そこに、塩、砂糖、料理酒を揉み込みます。砂糖は保水効果があり、加熱しても水分や肉汁が逃げにくく、しっとり仕上がるそう。

「パカッと調理用袋」は厚くて丈夫なので、鶏肉を3分ほどモミモミしても袋が弱くなったり、破れたりしませんでしたよ。

鶏肉

お米のときと同様に、袋の空気を抜きながらねじり上げ、上のほうで口を閉じます。空気を抜くのは袋が破裂することを防ぐだけでなく、真空に近い状態で加熱することで調味料が染み込みやすくなる、というメリットもあるようです。

鶏肉

2.  鍋に耐熱皿を敷き、たっぷりのお湯を沸かします。沸騰したら弱火にして1を入れ、弱火で3分加熱します。3分経ったら火を消して、冷めるまで(1時間ほど)ふたをしたまま放置します。

鶏肉調理

鶏肉調理

3.  その間にたれ作り。鍋にしょうゆ、お酢、砂糖、酒、しょうが、にんにく、鷹の爪を入れて火にかけ、煮切ってから冷まします。冷めたら、ゴマ油、ラー油、ゴマを混ぜます。

4.  2を鍋から取り出し、適当な大きさに切って器に並べます。

1時間ほどお湯につけておいた鶏肉はこんな感じ。

茹でた鶏肉

切ってみると…しっかり火が通っています!いい感じ♪

茹でた鶏肉

では味見。
やわらかーーーーい。下味もしっかりついていておいしーーーーい♡ 3分弱火で加熱して、あとは火を止めて1時間待つだけと超簡単な調理なのに、淡白なむね肉がこんなにおいしく仕上がるなんて、感動♪

茹でた鶏肉

5.  4に粗く切ったくるみと3をかけて出来上がり。

よだれ鶏

再び、味見。
おいしーーーーーい‼ パサパサ感ゼロ。やわらか&ジューシーに仕上がった鶏肉に、この甘辛だれがめちゃくちゃよく合う合う。下味もしっかりついているので、鶏肉がたれと絡みやすいように思います。今まで失敗続きだったよだれ鶏が、ようやく成功しました。うれしすぎるっ♪ 胸肉がもう1枚残っているので、明日も作ろう♪

…ということで、「パカッと調理用袋」で、本日の晩ごはんの主食と主菜が出来ました!ここにおみそ汁とサラダをつければ、完璧です!

ご飯とよだれ鶏

湯せん調理をするのにとっても便利で、災害時にも役立つこと間違いなしの「パカッと調理用袋」、みなさんも試してくださいね。さっそく、わが家の防災袋にこの「パカッと調理用袋」を入れておきました。

※記事内で紹介した商品は掲載当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合がございます。

<参考文献>
WEB
・「東京ガスネットワーク〜防災レシピ 日々のごはんともしものごはん〜」
https://www.tokyo-gas.co.jp/network/hibimoshi/recipe/index.html?_ga=2.191740458.1814539237.1661991231-177835538.1661991231

・「サニパック〜しっとり蒸し鶏の「ピリ辛よだれ鶏」ポリ袋レシピ〜」
https://www.sanipak.jp/media/recipe/a81

・「ミツカンおうちレシピ〜やみつきよだれ鶏〜」
https://www.mizkan.co.jp/ouchirecipe/recipe/?menu_id=19870

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