2024.03.15

食べる

醤(ジャン)は最小限でOKな「麻婆豆腐丼」作ってみた!旨味とコクの主役は…えっ「しいたけ」!?【農家直伝】



6.さいの目切りにした豆腐を加え、ひたひたの水(分量外)を加え、ひと煮立ちさせる。







豆腐がクツクツ踊るくらいの火加減がベストです。

7.片栗粉を小さじ1の水(分量外)で溶き、6に回しかけてとろみをつける。





8.器にご飯を盛り、7を汁ごとかける。





いつもの麻婆豆腐と比べると、つゆがたっぷりですね。

「しいたけの旨味がたっぷりとしみ出ているので、ぜひ、つゆだくで!」と貫井さん。

レンゲでつゆをすくい、パクっとひと口…いきなりガツンとした辛さ!くぅー辛い!!
でも、しいたけの深い旨味が加わっているからか、甜面醤やしょうゆを加えていないのに、しっかりとした奥行きを感じます。

つゆが多めなので、スープや雑炊といった感じもありますね。とろみを軽く付けているのでサラサラと喉を通っていくらでも食べられます。

いや~、麻婆豆腐って奥が深いですね。ん?麻婆豆腐じゃなくて、しいたけがすごいのか!?
とにかく、しいたけの旨味で”中国4000年の歴史”を実感できる麻婆豆腐に仕上がっています(笑)。

「ニラがなければ、長ねぎや青菜など、好みの野菜で大丈夫です。でも、しいたけは忘れないでくださいネ♪」(貫井さん)

これから麻婆豆腐を作るときは、しいたけはマストですね。辛さはお好みで調整していただいて構いませんが、この辛さ、クセになりますよ♡

貫井さんは、今回紹介したレシピの他にも、しいたけに関する情報をホームページなどでも発信しています。そちらもぜひ、ご覧ください。

貫井園

貫井香織さん

埼玉県生まれ。大学卒業後、コンサルティング会社、PR会社を経て、2008年に父親が経営する「お茶としいたけ 貫井園」に就農。原木しいたけ栽培において農林水産大臣賞を5度受賞の同園で働きながら、ワインに魅せられ、2016年に醸造用ぶどうの栽培を開始。2022年から、自家製ぶどうによる醸造ワインの販売を手掛ける。
2015年第10回さいたま輝き荻野吟子賞、2017年農業女子アワード「農業女子の知恵・夢部門」、2018年6次産業化アワード奨励賞を受賞。農業女子プロジェクトメンバー。

●貫井園ホームページ
http://www.nukuien.com/

●インスタグラム @nukuien
https://www.instagram.com/nukuien/

写真提供/貫井園 写真/野口花梨 スタイリング/浅利類 取材協力/JAいるま野

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