2024.07.23

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昭和が産んだ奇跡のルウ【オリエンタルカレー】でカレー作ったら…涙が出るほど懐かしい味がした話

東京・葛飾区立石にあるラ-メン店のご主人、けんますさんのYouTubeチャンネルで、レトロなパッケージのカレールウ「オリエンタル即席カレー」を紹介していました。このカレールウは小さい頃から知っていますが、一度も食べたことがなく、ずっと気になっていたもの。けんますさんも初めて食べるそうで、「めちゃめちゃおいし~い!ものすごい懐かしい味がする」と大絶賛。そんな風に言われたら、試してみたくなるよね~。

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昭和20年に愛知で誕生!日本初の本格的なインスタントのカレールウ!

レトロなパッケージのカレールウ「オリエンタル即席カレー」。

カレールウ
「オリエンタル即席カレー」税込159円(購入価格) 内容量95g

わたしが子どもの頃から知っているので、何十年も昔からある商品だよな~、なんて思ったら、それもそのはず!昭和20年(1945年)、今から約80年前に誕生した日本初の本格的なインスタントのカレールウだそうです。製造しているのは、昭和20年に愛知県で創業した、株式会社オリエンタル。

オリエンタルの公式HPによると、当時のカレーは、小麦粉とカレー粉を炒め、それを肉と野菜のスープで溶かすという手間のかかる料理だったそう。その手間を省くため、粉末にしたインスタントのカレールウを、オリエンタル創業者の星野益一郎さんが考案したんですって。昭和20年に販売を開始するや、あっという間に家庭に広がり、カレーは高級料理から家庭の味へと変わっていきました。

日本人の食文化を変えた商品と言っても、過言ではありませんね。

また、創業者の星野さんはなかなかのアイデアマンで、販売方法もユニーク。4tトラックを改造した宣伝カーで、音楽を奏でながら全国各地をまわったそうです。そうして人が集まってきたところで、芸人たちによるマジック、腹話術などのショーを開催。娯楽の少ない時代だったこともあり、ショーにはたくさんの人が集まり、即席カレーが飛ぶように売れたとか。なんと、1回に1000個売り上げることもあったというから、すごい!ちなみに、ショーを行う芸人さんたちも、正社員だったそう。

愛知県はわたしの地元なのですが、ぜーんぜん知りませんでした(笑)。

さて、余談が長くなりましたが、本日の本題、「オリエンタル即席カレー」でカレーを作ってみましょう。

今回は、けんますさん同様、個人的なアレンジはなし。「オリエンタル即席カレー」のパッケージに記載された材料と作り方で、作ってみます!

カレー

「オリエンタル即席カレー」でカレーを作ってみた!

材料と作り方はこちら。

材料

【材料】5人分
「オリエンタル即席カレー」…1袋
肉…200g
玉ねぎ…300g 
にんじん…100g
じゃがいも…150g
サラダ油(またはバター)…大さじ2
水…700ml

今回は、分量を半分にして作ります。「肉」は好きなものでいいようなので、豚こま切れ肉を使用。

「オリエンタル即席カレー」の中身は、こんな感じ。

カレー

原材料名を見ると、カレー粉や香辛料のほか、トマトペーストやりんごペースト、ピーナッツバターなどが入っているようです。

カレー

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