2022.08.09

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【野菜ソムリエ考案】「葉しょうがの豚肉巻き」は夏に絶対食べたい神レシピ!お肉のうま味で辛みマイルド♡

このレシピを覚えてから「葉しょうがの季節が待ち遠しいです♪」というわたしの料理教室の生徒さんをはじめ、知人・友人たちに大人気の神レシピを紹介します。材料も少なく、調味料もお好みの塩とこしょうのみ。手順も簡単、だけど最高においしい!といいことづくしな「葉しょうがの豚肉巻き」です。暑い日には特におすすめ!冷たいビールのお供に、ぜひ今夜にでも作ってみてはいかがですか?


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葉しょうがって昔から食べられていたの?



葉しょうがってご存じですか?谷中しょうがといえばわかる方も多いかもしれませんね。
葉しょうがで有名な谷中しょうがの”谷中”は東京の地名、現在の日暮里のあたりです。江戸時代に栽培が始まった頃、西日が当たらない場所で多く育てられていたそう。その地の水がとてもきれいだったため、辛味が少なくスジが固くならない葉しょうがが育ったと記録があります。谷中で育つ葉しょうがは、”谷中しょうが”として江戸東京野菜にも認定されていますが、東京だけでなく他の都道府県でも葉しょうがは栽培されており、広く手に入れることができるんですよ。

ちなみに谷中しょうがは”盆しょうが”とも呼ばれており、谷中のあたりでは昔、お盆の贈り物にも使われていたとか。夏の暑さを乗り切るため、旬の食材のひとつとして食卓に並んでいたようですね。

葉しょうがの選び方と保存法

根しょうがは収穫後約2か月貯蔵してから出荷されますが、葉しょうがは収穫してからすぐ出荷されます。葉にハリがあり、根元と茎の間のピンク色が濃くはっきりしているもの、そして根元のしょうが部分が乾燥しておらず、色がきれいなものを選びましょう。とても乾燥に弱いため、購入後は葉の部分を切り取るのが◎。しょうが部分は汚れを拭いてから少し湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存してください。
わたしは気にならないのですが、もしもアクが気になる方はしょうが部分を熱湯に30秒ほどつけておくとアクと辛みが弱くなります。

「葉しょうがって、スーパーや青果店では見たことはあるものの、どうやって食べるんだろう?」と思っていた方に、今回紹介するレシピはうってつけですよ。とても簡単に作れる上、葉しょうがのほんのりとした辛味が豚肉のおいしさに包まれて、食べるにつけ「もっと食べたい!」とビールも食欲も進んでしまうこと請け合いです♪

「葉しょうがの豚肉巻き」の材料はこちら!



【材料】(2人分)
葉しょうが…6本
豚薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)…6枚
塩・こしょう…各適量
サラダ油…小さじ1

【作り方】
1. 葉しょうがの茎をフライパンに入る長さまでカットして、汚れをふきとる。

食べるのは根元のしょうが部分。ピンクより上の茎は食べませんが、持ち手として付けておくと、盛り付けた際にボリュームが出ます(ご自身で召し上がる際は茎は切ってしまってもOK!)。フライパンの大きさに合わせて長さを調整すると調理しやすいです。

根元のしょうが部分は、収穫から時間が経つと茶色く変色してきたり水気が出てくるもの。調理の前にはしっかり洗って、茶色くなった部分は手でこそぎおとし、キッチンペーパーで水気をふき取りましょう。



2. 豚肉に塩、こしょうをふり、葉しょうがに巻く。

豚肉はあまり分厚く巻いてしまうと調理に時間がかかるため、しゃぶしゃぶ用の薄切り肉がおすすめです。何回も巻かず、1回半巻ける程度のお肉の大きさがベスト。





ちなみに、お肉を巻く時に脂部分が外側にくるよう巻くと、焼く時の油分は少なめで済みます!



3. フライパンに油を引いたら中火で熱し、2を焼く。仕上げはふたをして蒸し焼きにする。

少量の油をフライパンに熱したら、下の画像を参考に扇型に葉しょうがを置きましょう。



茎部分を長めにすると少々焼くのが大変ですので、本当は画像よりもう少し短めに切るのがおすすめです。表、裏ともに焦げ目がつくくらい焼いたらふたをして蒸し焼きにすると、サイド部分のお肉にも火が通りますよ。
全体に火が通ったら完成!
豚肉を使っているので、必ずしっかりと火が通ったかを確認してくださいね♪

「葉しょうがの豚肉巻き」のお味やいかに…!?



しょうがの新たなおいしさ新発見できたんじゃないでしょうか!お肉に包まれたしょうがは少~し辛いのですが、まろやかな辛さで豚肉との相性抜群です。しょうがのシャキシャキ感も残り、とても食べ応えのあるおつまみです。茎をもち豪快に頂くのもおいしさのひとつです。

素材の味を十分に楽しみたいので味付けは塩とこしょうのみですが、葉しょうがの味わいに豚肉のジューシーさがプラスされおいしく仕上がります!これは夏になると絶対に食べたくなるさっぱりおつまみレシピです。

ちなみに定番の「葉しょうがの甘酢漬け」も、わたしにとっては思い出の味。わが家ではいつも、夏になると父が自分で購入してきて、晩酌のおつまみとしてお酢に漬け、冷蔵庫に入れていたんです。それを細かく刻んで炊き立てごはんに混ぜ、おにぎりにしてくれたことも…。ほかに、葉しょうがを酢じょうゆに漬けたものや天ぷらもよく食べたものです。
そこへ新たに加わったのが、この豚肉巻き!もう目からウロコのおいしさで、瞬く間にわが家の定番に加わりました。ひき肉のほうが使いやすいという方は、しょうが部分にひき肉をまとわせ、つくねのようにして焼くのもおすすめですよ。

でもやっぱり一番のおすすめは「葉しょうがの豚肉巻き」♪
簡単すぎるレシピなのに最高においしいので、ぜひ一度作ってみてくださいね。


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