2024.03.10

食べる

【農家直伝】しいたけ焼くとき「ひだを上にする」意味とは!?にじみ出るエキスに塩パラパラ~が大正解!

煮物や汁物でいい味を出すしいたけですが、しいたけ本来の食感と香りを味わうなら「シンプルな網焼きがいちばん」と、埼玉県のしいたけ農家「貫井園」の貫井香織さんは言います。そして、「焼くときは絶対に”ひだを上にして”焼いてくださいね!」とのこと。え、火が通ればどっちを上にしてもいい…というわけではないんですね。おいしく焼く秘訣、ぜひ教えてくださ~い!

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鉄則:しいたけを焼くときは「ひだを上に」!

「しいたけを焼くと、ひだから水分が滲み出てきます。これ、しいたけの旨味成分なんです。ひだを下にすると、旨味成分が流れ落ちてしまうので、おいしさが半減してしまいます」と貫井さんは話します。



なるほど!ただ火を通せばいいというのではなく、旨味を逃さないためにひだを上にするのが鉄則なんですね。

「肉厚で火が通りにくそうな場合は、まずひだ側を下にして軽く焼いてから、引っくり返してかさ側をじっくり焼いてください。こうすれば火も通るし、旨味も逃しません」(貫井さん)

おぉ、しいたけが薄くても厚くても、旨味成分を逃すまいという意気込みが伝わってきますね!

お次は、家に網焼きがない…という方のために、自宅の魚焼きグリルを使った焼き方をご紹介します。

ひだから染み出てきた旨味エキスにお塩を振って…

「焼き網がない場合は、魚焼きグリル、ホットプレート、フライパンでも焼けますよ。ただし、道具が変わってもひだが上です」と貫井さん。

何度でもいいますが(笑)、ひだが上です!!
それでは、作っていきましょう~。



材料(2人分)
しいたけ…4個
塩…適量

作り方
1.しいたけは濡れ布巾などで軽く汚れを拭き、軸を取る。




手で取れないときは、包丁でカットしてください。

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写真提供/貫井園 写真/野口花梨 スタイリング/浅利類 取材協力/JAいるま野

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