2022.09.04

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【マツコの知らない停電対策】トヨタのPHV車は「移動できる電源」!家族が5日過ごせる発電が可能です

トヨタの“PHV車”ってご存じ?こちら「プラグインハイブリッドカー」と読みます。簡単に言うと“車から電気を取り出せる“をコンセプトに作られた、大容量バッテリーを搭載した車です。いわば「移動できる電源」。いつもの暮らしから、もしもの非常時まで、幅広いシーンで電力を活用できるのです。次に車を購入する際の選択肢として、検討してみてはいかがでしょうか。あ、キャンプなどアウトドアシーンでもかなり重宝するみたいですよ~♪

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このPHV車について興味を持ったのは、以前見たテレビ番組『マツコの知らない世界』の「防災グッズの世界」という特集から。さまざまな防災グッズを紹介した流れで、究極の停電対策として“PHV車の購入”を提案していたんです。PHV車っていったい何だろ…?そんなわけで調べてみました~。

日本は世界各国と比較すると、災害が多い国だと言われているそうです。もしもの事態が起こってしまいライフラインが閉ざされてしまったら…。番組では圧倒量の電力を確保するのに「車を買う」という選択を提案していました。それでPHV車なんだとか。非常時にはPHV車の駆動用バッテリーから家電などに電力を提供し、スマホやラジオなどの情報機器の復旧、命をつなぐために使用する家電製品の稼働に役立てることができるのだそう。しかも!ひと家族が5日間は過ごせるだけの電力確保が可能なんですって。これだけの電力量があれば、とりあえず安心できそうですよね。

【PHV車ってどんな車なの?】

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出典先:TOYOTA RAV4 PHV

今回紹介するPHV機能を持つモデルは、クロスオーバーSUVのパイオニアとされる「RAV4」の新型車です。先代の「RAV4」ハイブリッドモデルよりも大容量・高出力の新型リチウムイオンバッテリーを搭載することで、優れた走行性能とともに、長時間の外部への給電機能をも可能にしています。

おっとここで、車の動力についての解説をしておきますね。

PHV車とは、「Plug-in Hybrid Vehicle」の略です。“外部から電源をつないで充電できる”ハイブリッド車のことだとか。ちなみにただのHV車(ハイブリッド車)は外部から電源をつないで充電することはできません。エンジンで走行することでバッテリーに充電しています。

モーター駆動オンリーのEV車(電気自動車)と違ってエンジンも搭載しているため、「電欠」の心配がありません。ガソリンエンジンで自走することもできますからね。

要はハイブリッド車と電気自動車のいいとこどりなのが、PHV車なのですね♪


【RAV4 PHVに充電する方法】 



出典先:TOYOTA

では、「RAV4 PHV」にどうやって充電するのかというと…とっても簡単なんですよ!

専用の充電ケーブルでコンセントにつなぐだけなんです。

充電ケーブルは200V用と100V用の電源プラグコードが標準装備されています。使用するコンセントに合わせて使用します。家庭用の100V電源の「普通充電」なら工事不要で、車を購入してすぐに充電することができます。

充電時間はというと、AC200Vなら約5時間30分で、AC100Vなら約27時間で満充電できるそうです。 


【車の電気を使って何ができるの?】


出典先:トヨタプリウスHP

さて、ようやく核心に入りますね。このPHV車で一体どんなことができるのでしょう。

なんと、ガソリンを満タンにした状態で一般家庭の約5日分の電気がまかなえるそうです!

「ガソリンを満タンに」というのにはわけがあります。電気の使い方には2つあって、ひとつは「エンジンをかけずにバッテリーだけを使って電気を供給する」、そして「最初はバッテリーの電気を使って、バッテリーの残量が少なくなったら、エンジンがかかり電力を供給する」です。つまり後者の使用方法を選択した場合、ガソリンが満タンにした分も含めると約5日間というわけです。

この5日間というのは、消費電力が400Wの場合だそうです。トヨタのサイトを覗いてみると…※

※以下の数値はプリウスPHV車での試算です。

ガソリン満タン状態で、スマホなら4000回分充電ができ、電気ストーブなら50時間使用可能とか。LED電球は5700時間灯すことができ、IH炊飯器を30時間使えるといいます。

また、電気製品は一度に1500Wまで使用できるそうです。例えば、夏の夜。『 「電気スタンド」で灯りをとり、「扇風機」で暑さをしのぎます。夕飯の用意で「IH炊飯器」でごはんを炊いて、「スマホ」の充電もしておく…』。これで約1260Wだそうです。まだ少しだけゆとりがありますね。

考えてみれば、電子レンジ、電気ポット、ドライヤー、冷蔵庫…冬なら電気毛布に電気ストーブと、もしものときでも使えたらいいもの、結構あるんですよね。複数の家電を同時に使うことができるのってかなりうれしいし、安心感につながると思います。

災害が発生した場合、最初の3日間は人命救助が最優先事項になるといいます。支援物資の配布やライフラインの復旧などはその後になるそうです。3日以上の電力を確保できるというのは、大きな安心材料になりますよね。避難中に温かい食べ物や飲み物を提供できるということが、どれだけ気持ちを癒してくれるか…。いざというとき、PHV車ってとっても頼りになると思えてきますね!

もちろん、普段の暮らしにおいても活躍のシーンはたくさんあります。アウトドアのキャンプで電気が使えたらすごく便利だろうし、コロナ過で普及したワーケーションもPHV車をベースにすれば気軽に行えますよね。また、別途設備を整えれば、家の蓄電池として、つまり車から建物への給電もできるみたい。おうち全体に電力を供給できるってわけですね♪ すご~い!

いかがでしたか?

いざというときのために「車を買う」っていうのは、ちょっと行き過ぎなんじゃないかって思っていましたが、いまは違います。わたしはかなり気になってきちゃいました、PHV車。

とりあえず気になった方は、試乗にGo~!です。

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出典:TOYOTA

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