お正月でなくても、お餅をたまに食べたくなる筆者です。面白い餅メニューがないかなと思っていたら、8月27日放送の『タモリ倶楽部』で番組ADさんが「トルコ風もちアイス」を作っていました。タモリさんをはじめ出演者たちも「おいしい!」と大絶賛!切り餅、アイス、砂糖、水と、材料が揃っているので作ってみることに。【変な納豆アレンジ】納豆をバニラアイスに混ぜたら…「トルコアイス」になった件!アレ?匂いも消えた♪ビヨーンと伸びるトルコアイストルコのアイス「マラシュ・ドンドゥルマ」は、アイスがものすご~く伸びるのが特徴。トルコのアイス屋さんが長い棒でビヨーンとアイスを取り出す映像を見たことがある方も多いと思います。
強い粘りの正体は“サーレップ”という、ラン科の植物の球根の粉末とか。トルコではサーレップをアイスに混ぜて、伸びるアイスを作っているんです。ちなみにサーレップは山岳地帯に自生する植物で、収穫量が減っていることからトルコでは輸出が禁止されているそうです。
『タモリ倶楽部』のADさんは、トルコアイスの伸びる様子がお餅にそっくり!と思い、お餅を混ぜた「トルコ風もちアイス」を考えついたみたい。番組ではレシピが紹介されていたので、筆者も試してみたいと思います。
溶かしたお餅を混ぜるだけ♪「トルコ風もちアイス」を作ってみた!『タモリ倶楽部』では2人分の材料を紹介していましたが、もち入りでボリューム感がありそうなので、1人分で作ってみます。
【材料】(1人分)バニラアイス…200ml
切り餅…1個
水…25ml
砂糖…大さじ1
1.切り餅を小さく切ります。
切り餅1個を12等分にしました。
2.耐熱容器に切り餅、砂糖、水を入れ、レンジでやわらかくなるまで加熱します。
加熱時間はレシピになかったので、とりあえず電子レンジ600Wで1分半加熱しました。
レンジから取り出したら、このようにやわらかくなっていました。
3.やわらかくなった餅にバニラアイスを加え、なめらかになるまでよく混ぜます。
お餅だけ先に混ぜてみます。よく混ぜてなめらかにしました。
バニラアイスを加えて混ぜましたが、お餅とアイスが混ざりません!
実は『タモリ倶楽部』でもタモリさんが、「ダマになったままいくしかない。アイス・もち・もち・アイス・アイス…という感じで交互に食感を楽しむアイスだと思えば悪くないんじゃないか?」と前向きなコメントをしていたんです。筆者もこの状態で冷やします!
4.冷凍庫で冷やし固めます。
アイスがかなり溶けてシェイクのようになったので、1日冷凍してみます。ちなみに、砂糖を加えているので、冷凍しても溶けた餅は固まらないそうです。
1日冷凍するとカチカチ。そして混ぜるとドロドロ!
1日冷凍した「トルコ風もちアイス」は、容器の中でカチカチになっていました。ボウルに出してスプ―ンの先でガシガシ割って混ぜると、5分後にはどうにかアイスクリーム状になりました。
でも、トルコアイスのように伸びる気配がありません。もう少し混ぜてみます。
混ぜると少し粘り気が出ましたが、アイスが溶けてしまいます。そして所々に小さな餅の固まりと思われる粒々が…。冷凍庫から出して20分も混ぜていると、溶けてしまいました。再度、冷凍庫で1時間半ほど冷やし固めました。
全然伸びない!グミ食感の餅のかけらが所々に入っています
冷凍しなおした「トルコ風もちアイス」です。見た目はバニラアイスそのままです。
食べてみると、餅のかけらが硬い。小さいながら硬めのグミのような弾力で存在感をアピールしています。噛んでいるとだんだんやわらかくなるのですが、残念ながら餅を入れるメリットを感じませんでした…。
あ~っ、これが“アイス・もち・もち・アイス・アイス…”なのか⁉アイスが伸びるのを期待するのではなく、グミのような弾力のもちを楽しむのか~?真意はわからないままですが、わたし的にはあまり好みではありませんでした。チト残念…。
チョイ足しで和風にアレンジしてみた!
トルコアイスのような伸びる食感を楽しめなかったので、バニラアイスとして味変を楽しみます!切り餅を入れたので、黒みつときな粉をかけて和風テイストにしてみました。
口の中でだんだんやわらかくなったお餅ときな粉が合わさり、きな粉餅を食べている気分になりました♪きな粉をかけた方が、お餅の存在感が際立つのでおすすめです。“アイス・もち・もち・アイス…”です!
お菓子のミニパイでおしゃれにデコってみた♪
アイスにお餅を入れると硬い食感になってしまったので、食感がよいレーズンと合いそうな気がしました。アイスサンドをイメージして、ちょっと手を加えます。
お菓子のホームパイに「トルコ風もちアイス」とレーズンを挟むだけの簡単アレンジです。レーズンが入ることで、お餅の弾力感が気にならず、冷たいレーズンサンドのように味わえました♪ちょっとした工夫で「トルコ風もちアイス」の残念感をカバーしたひと皿になりました♪
残念ながら、トルコの伸びるアイスにはあまり近づけなかった、「トルコ風もちアイス」。伸びませんでしたが、溶かしたお餅をアイスに入れるとグミのような食感になるという発見がありました。
トルコの伸びるアイスに入っている“サーレップ”は、グルコマンナンという粘性成分を含むそうで、グルコマンナンを含む「こんにゃく芋」を使うと伸びるアイスになるのかもしれませんね。グミ風食感の「トルコ風もちアイス」を食べてみたい方は作ってみてくださいね。おもちには味がないので、バニラアイスの味はそのまま。おいしさは保証されていますよ!
<参考文献>
「ターキッシュエア&トラベル〜トルコアイス「ドンドゥルマ」が伸びる秘密は原材料!作り方やおすすめ店は?〜」
https://turkish.jp/blog/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9/
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