2024.05.23

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【ソムリエ発の痩せる料理】イタリア郷土料理の「フリコ」を鶏むね肉でアレンジ♪ん、フリコって何だ何だ⁉

日本の旬の食材を使って、簡単においしく作れるイタリア料理を紹介しているYouTubeの料理系チャンネル『Aosトラットリア』。今回はイタリア北東部の郷土料理「フリコ」をアレンジした「鶏むね肉のフリコ風」に挑戦!「フリコ」とは、じゃがいも、玉ねぎ、チーズを使ったお焼きのような料理とか。それを、鶏むね肉を使ってヘルシーに仕上げていましたよ。見た目はピザみたいだけど…。どんなお味なのかしら?

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YouTube『Aosトラットリア』はおいしく作れるイタリア料理チャンネル

「鶏むね肉のフリコ風」を見つけたのは、チャンネル登録者数27.1万人のYouTubeの料理系チャンネル『Aosトラットリア』です。運営者は、青池隆明さん。イタリア・トスカーナ州の小さな街・ルッカのレストランで料理修業をし、後にソムリエの資格を取った方だそう。

日本の旬の食材を使い、多少アバウトに作ってもおいしくなるという、簡単なイタリア料理を紹介していますよ。

鶏むね肉はヘルシーな食材ということで、イタリアの郷土料理「フリコ」風にアレンジしたオリジナル料理を紹介していました。と、ここで「フリコってどんな料理?」と疑問に思った筆者。「フリコ」について調べてみました。

イタリア北東部のフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の郷土料理


X(旧Twitter)に「フリコ」の料理動画をポストしている方を発見!

「フリコ」はイタリア北東部、オーストリアやスロベニアに接するフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の郷土料理。

じゃがいもと玉ねぎ、そして「モンターズィオ」というフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州で作られるチーズを使った、おやきのようなじゃがいも料理なんですって。動画の仕上がりを見て、筆者はスペイン料理の「トルティージャ」(じゃがいも入りオムレツ)に似ているなぁと感じました。

ちなみに以前、サイゼリヤやセブン-イレブンで「フリコ」が発売されていたようですね。じゃがいも、玉ねぎ、チーズを使ったシンプルで作りやすい料理なので、日本でも再現しやすそう。

YouTubeの料理系チャンネル『Aosトラットリア』で紹介していた「鶏むね肉のフリコ風」は鶏むね肉、じゃがいも、ピザ用チーズ、バジルが具材として使われていましたよ。オリジナルのイタリア料理のようなので興味津々!作ってみます♪

弱火でじっくりと焼くのがポイント!「鶏むね肉のフリコ風」を作ってみた!



【材料】(2人分)
鶏むね肉…1枚 ※今回は310g使用
じゃがいも…1個
バジル…10枚 ※青じそ3~4枚でも代用可
ピザ用チーズ…100g
片栗粉…大さじ3
白ワインまたは酒…大さじ1 
塩…鶏むね肉の重量の1%分 ※今回は3g使用
粗びき黒こしょう…適量
オリーブオイル…大さじ2

1. 鶏むね肉を3等分に切り、繊維を断ち切るようにそぎ切りにします。



鶏むね肉は厚い部分と薄い部分の境目で切り分け、薄い部分を縦に2等分に切り分けます。



切り分けた部分の繊維の入り方を見て、繊維を断ち切るように、約1cm厚さのそぎ切りにします。パサつきがちな鶏むね肉ですが、そのように切ると、加熱してもやわらかくなるそうです。

2. ボウルに鶏むね肉、塩、白ワイン(または酒)を入れてしっかりと揉み込んで、10分ほどおいて下味を付けます。



今回は酒と塩を揉み込んで、10分置いておきました。

3. じゃがいもは皮を剥いてすりおろし、軽く水分を絞ります。



じゃがいもをすりおろして、つなぎに使います。

4. 2の鶏むね肉に片栗粉をまぶします。そこにすりおろしたじゃがいも、ピザ用チーズ、半分にちぎったバジル、粗びき黒こしょうを加え、手で揉み込みます。



鶏むね肉に片栗粉をまぶしておくと、パサつき防止になりますよ。

本場の「フリコ」には、オーストリアやスロベニアの国境付近に位置するフリウリ・ヴェネツァ・ジュリア州を中心に作られている「モンターズィオ」というチーズが使われるとか。日本で作る場合は、入手しやすいピザ用チーズで気軽に作れるとのことです。

また、季節によってバジルが入手出来ない場合は、青じそを使ってもいいんですって。チーズと香りのいいハーブのコンビネーションを楽しむのが、「鶏むね肉のフリコ風」のようですよ。



片栗粉をまぶしているので、鶏むね肉にピザ用チーズとバジルがくっついてまとまりますよ。バジルの香りがふわっと広がってイタリア料理らしさを感じます♪

5. フライパンにオリーブオイルを引いて弱火で熱し、4を入れて平たく成形します。それを底面のチーズに焼き色が付くまで、焼きます。



鶏むね肉の生地を広げて焼きます。今回は弱火で10分ほど焼くと、底面がこんがりとしました。

6. ひっくり返して、反対側も焼き色が付くまで焼きます。



直径約20cmと大きめに焼いたので、ヘラで返す自信がない…!そこでお皿を被せてひっくり返し、お皿から生地をフライパンに戻しました。ピザ用チーズがこんがりと焼けて、おいしそう♪反対側の面は8分ほど焼きました。

7. フタをして弱火のまま3分ほど蒸し焼きにします。



蒸し焼きにして鶏むね肉にしっかりと火を通します。蒸し焼きが終わったら、お好みで強めの中火にし、底面を1分ほど焼いてくださいね。今回は底面がしっかりと焼けていたので、蒸し焼きだけで火を止めました。

お皿に盛り付け、食べやすい大きさに切ったら完成です。

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